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『喰い尽されるアフリカ 欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日』 [☆☆]

・PTSDの治療は単純だが、かなりの荒療治だ。たとえばクモ恐怖症の治療の場合、まずはクモの絵、次いでクモのビデオを見せ、それから本物のクモを見せて、最終的にはタランチュラに触れるようにする。

・外国の資源企業は、海外への投資を行なう際には、事前に、デュー・ディリジェンス(対象企業に対する調査活動)を行なう。現地のパートナー企業の実質的な所有者を調べるのである。

・港として利用されるのは主に、ベナンの首都コトヌーだ。ベナンはナイジェリアの隣にある小国で、ヨーロッパのモンテネグロや南アメリカのパラグアイのように、禁輸品の積み替えが主要な経済活動となっている。

・今のところナイジェリアの発電量は、北朝鮮の発電量の半分ほどでしかない。

・オランダ病は世界中どこででも見られる。しかもそれは、多くの場合、貧困と抑圧を生み出す。この病気は、貨幣を通じて国に入ってくる。輸出された炭化水素資源、鉱物資源、鉱石、宝石にドルが支払われると、自国通貨の価値が上がる。すると、国内製品に比べて輸入品の方が安くなり、自国の企業が弱くなる。

・合法的にビジネスをしていても成功できないところでは、犯罪がはびこる。

・ニューヨークでもナポリでも、マフィアは何かを意図的に不足させ、その供給をコントロールすることで利益を上げる。

・中国では共産党だけが権力を握っているようなイメージがあるが、今日の中国の権力は一元的ではない。党内の派閥、情報機関、有力企業などに権力が分散している。

・ゾウが喧嘩をすると草地が荒れる。

・「われわれは豊かな隷属よりも貧しい自由を選ぶ」と宣言した。だが実際のところ、ギニア国民は貧しいばかりで、自由を知ることはなかった。

・どこの大手鉱業企業も、シマンドゥを手に入れようとするだけで、そこを採掘するつもりはないようだ。シマンドゥの採掘を始めて鉄鉱石の流通量を増やしてしまうと、鉄鉱石の価格が下がり、他の採掘プロジェクトの収益に悪影響が出る。

・多数派になれるか、この地を支配できるかということが問題なのに、それが宗教の衣をまとっているんです。

・政治家は、失敗すると宗教を持ち出します。契約が取れなかったり地位を獲得できなかったりすると、私がキリスト教徒だからだ、あるいはイスラム教徒だからだと言う。宗教が政治化され、武器として利用されているんです。

・腐敗した資源国家と、代議員制により統治されていると主張できる国との違いとは何だろうか? それは、官公庁の腐敗が日常的なものと見なされるか、スキャンダルとされるかの違いである。

・この国の人は相違を悪い方向に利用する。民族とか、宗教とか、地域とか、それを利用して利益を守ろうとする。仲間を呼び集めてね。そうすると、国民全体のためにはならない。



喰い尽くされるアフリカ 欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日

喰い尽くされるアフリカ 欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取る日

  • 作者: トム・バージェス
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/07/26
  • メディア: 単行本



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