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『もしかして彼女はレベル97』 [☆☆]

・露骨に言うのも何だが露骨に言わなければ伝わらない。

・こういうときは一番強い技一番最初に出すんだよ。デカいの一発喰らわせて鼻っ柱へし折ってから、多少見劣りするけど連発できる技で相手が泣くまで殴るんだ。

・最近はスマートフォンに接続する無線のヘッドセットなどが発達しているのでやたら大きな独り言を言っているだけならそれほど人目を引かない。

・おぬしも大人なら落としどころというものを考えて妥協してはくれぬか。

・権威ある者が集ううち、誰がリーダーなのかわからなくなるのは日本ではよくあることです。

・話が長引いても何なので、用件だけでさっさと電話を切る。かけた方が切るのは大人の技である。

・そっとしておいてくれよ。人間は世の中の役に立つために生きているんじゃないんだ。

・病院の入院契約書にすら「同居していない保証人」の名前を書く欄がある。同居してなくて入院費用をぽんと払ってくれる赤の他人って誰だよ。

・日本は福祉が充実しているって話だったけど、皆が金持ちだから何もしなくてもそれなりに回っているように見えてただけなんだ。皆が金持ちじゃなくなってようやく気づき始めたみたいだけど。

・そう言うお前は随分と頭がいいようだが、その優秀な頭脳で考えた挙げ句がそのざまか。

・世代を超えて受け継がれると言えば聞こえはいいが、その場しのぎを繰り返しているとも言える。

・外付けの方が便利なんだよ。コンタクト外すにはいちいち洗面台で石鹸で手を洗って消毒液用意しなきゃいけねえけど、眼鏡なら指二本でポケットに突っ込んで終わりだ。

・普通、人間が蚊の存在に気づくのは刺された後だ。余程鬱陶しくなければ小さな虫けらのことなどわからない。

・昨今の機械は何でもかんでも喋りおる。言葉には霊力がこもっておるもので、言葉を操る機械は他の道具よりも遥かに早く化ける。Siriなどプレーンな状態でも少し怖いぞ。

・今どきの若いのはルールを守るために躍起になっとるが、本当に大事なのは規則よりも建前じゃぞ。

・妖怪は美しいか醜いかどちらかだな。凡庸なのは珍しい。

・人間の命とは魂やDNAではない、可能性なんじゃ。あったかもしれない未来、失われたかもしれない未来、いくら考えても答えの出ぬ無限の分岐のことじゃ。

・道理を説いたら逆ギレされて刺されたというのは忠臣蔵の時代にもあったことじゃぞ。

・幼い人間は自分と他人を区別できぬ。面白いもの、珍しいものを見たら他人にも見せたいし、他人が自分とは違うことを考えていると腹立たしいし、他人がひどい目に遭うと自分も同じ目に遭うかと思って恐ろしい。

・人の欠点を愛らしいと思って許せるくらいの余裕があった方が、粋というものじゃ。

・世界中の人間とコミュニケーションできると簡単に言うが、実際外国語で話しかけられてちゃんと返事ができる者は稀じゃ。

・高度に発達した情報戦は呪術と区別がつかない。

・往々にしてウェブサービスの美点とはそこで何ができるかではなく、そこに誰がいるか、であったりします。

・目的がなければ生きられないのは惨めだ。

・交渉は勝っている者から持ちかけるのが筋だ。命乞いをさせるのは礼を失する。

・誰かのために生きるのもそれほど悪いものではない。──自分だけがおめおめと生き延びた、と思うよりずっと。



もしかして彼女はレベル97 (講談社ノベルス)

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  • 作者: 汀 こるもの
  • 出版社/メーカー: 講談社
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もしかして彼女はレベル97 出屋敷市子 (講談社ノベルス)

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