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『狼と羊皮紙』 [☆☆]

・世の中は川のようなものだ。なかなかまっすぐばかりというわけにもいくまいよ。時には曲がるからこそ、そこに魚が住めるということもある。

・可能な限り冷たくあしらって、情が湧かないようにしなければならない。

・頭ごなしに言ってもこちらが根負けしてしまう。説得も同様なので、とにかく喋らせて喋らせて、疲れてわけがわからなくなったところを捻じ伏せるしかない。

・預言者の親戚は、預言者に向かってこう言うのです。お前は神から言葉を賜れていると言って憚らないそうだが、そんな大げさなことを言うのはやめなさい。お前が普通の子であることは昔から知っている、と。そして、預言者は弟子たちにこう言いました。物を手に取って目に近づけて見たまえ。近ければ近いほど、その正しい形は見えなくなる。

・弱き者は、狩られる運命にある。

・仮にも聖職者を夢見る者ならば、何と答えるべきかは明らかだった。辛い時、悲しい時、孤独を感じた時に、空を見ればそこには永遠の自分の味方がいると教えるべき。

・なぜそれが正しいのかなどと考えだすと、なんの理由もない気がした。

・当たり前に受け入れていたことに疑問を持つと、そこにはとてつもないものが横たわっていると気がつくことがある。

・不意に向けられた問いは、止まり木を見つけられない鳥みたいに頭の中を巡ったまま。

・熱心になる余り、居丈高になることもしばしばだそうだ。権力を扱うには慣れが必要だが、それがわかっていないのだろう。

・周りからどう見られるかは、意外に言った者勝ちなのだよ。

・権威は人を盲目にし、考える力を奪う。ましてや、おかしなことをおかしいと言う勇気となれば尚更だ。

・なにかを確信できれば、どんな困難にも打ち克てるのだ。

・信念というものがどれほどこの冷たい世界を生き抜く中で重要な物か、私はよく理解できました。

・それは愛する人への想いだったり、所属する集団や仕える領主への忠誠であったり、中には守銭奴のようにあまり褒められない信念もあるだろう。だが、共通しているのは、その信念があるからこそ、人々は強くあれる、ということだった。

・何物にもすがれないという孤独は、人を生きながらにして死の淵に引きずり込む病魔のようなものだ。

・真実を述べれば相手が己の愚を悟るなんていう素晴らしい世界は、本の中にしかないようだ。

・大きな教会の中を颯爽と歩いていく。それは不遜と図々しさというよりも、そうしないと追い出されるか、丁寧に案内を乞うていたらいつまで経ってもどこかの部屋で待たされるからだろう。

・頭を下げるのはタダだからいくらでも下げるのが商人の矜持だ。

・いざ目の前で個人的な問題が起こったら、それを大事の前の小事と切って捨てることなど到底できなかった。

・自分の手の中に道具があり、扉を開けられるとなれば、力を貸してくれるのだ。たとえその先に、自分の望まぬ結果が待っているのだとしても。

・勢いだけで騒ぐ者たちは統制された兵たちに絶対に勝てない。

・そして、これまでどおりの生活が続く。なにも変わらず、少しずつ悪弊が降り積もり続けるような毎日が。

・人を殺す覚悟と、殺される覚悟が必要だ。

・嘘ではない。相手が勝手に勘違いしてくれるように振る舞うだけ。

・叫ぶのは、疚しいところを自覚しているからかもしれない。

・嘘を言ったわけではなく、相手が勝手に解釈しただけ。



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