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『戦場記者 「危険地取材」サバイバル秘話』 [☆☆]

・催涙弾には「シャネルの5番」。耳を疑うような話だが、催涙ガスに襲われた私の目と鼻は、実際コレで助かったのだ。

・「ゴム弾」というと、まるでゴム製の銃弾を想像するが、そうではない。実弾をゴムで包んだ「ゴム包装(ラバー・コート)弾」なのだ。

メディアはどの勢力に「エンベッド(埋め込み)」するかで、一方の当事者になる。

・普段はタクシーの運転手をしているが、いざ危機や紛争になると記者とともに真っ先に現場に突っ込む。中東には、「戦場運転手」ともいうべき職種がある。

・紛争地では、防弾装備のない普通の車を「ソフトスキン(柔らかい皮膚)」と呼ぶ。利点は、目立たないという点に尽きる。

・常に防弾車を使うべきか。難しい判断だろう。ただ、必要な時には使うという「選択肢」は絶対に持つべきだ。

・「正義の味方」だと思って行動してもそれが常に正しい結果を生むとは限らない。

・部族間の対立が激しくなった背景には、世代交代があるという。部族は、カネで動く。部族のトップが死んだ後、その子供たちが利権争いをして、もめるようになった。

・携帯電話とインターネットは途上国でも紛争地でも急速に普及している。今の地球上でそれがないのは無人島か砂漠地帯くらいではないだろうか。

・衛星を使うデータ通信は費用も桁違いに高い。ウェブページを1回クリックするごとに1000円くらいかかる感じだ。

携帯とインターネットが回復したのは約1か月後。人々は、それが使えなくなった不満をその間、ムバラク政権への怒りに結びつけたはずだ。

・巧妙なワイロシステムがいたるところに行き渡っているイラクでは「できないこと、禁止されていることも、できる」。

・日本人がいるときだけ大ニュースになるのはおかしいという議論もあるが、日本のメディアが自国民の被害について敏感になるのは、ある意味当然ともいえる。

・プロの報道カメラマンはピント合わせ用のボタンをボディーの後部に設定して、シャッターボタンと区別している。群衆の中で特定の人物にピントを合わせるといった状況では必須の設定だ。

ニコンキャノン両社の強みは、海外でもプロ用機材の修理や部品購入のネットワークが整っていることだ。

テレビの場合、動画(ビデオ)であれば、その報酬は雑誌などの紙媒体に比べてはるかに高い。そのため、フリーの多くは今、ビデオジャーナリストとして現地に入る。



戦場記者 「危険地取材」サバイバル秘話 (朝日新書)

戦場記者 「危険地取材」サバイバル秘話 (朝日新書)

  • 作者: 石合 力
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2015/12/11
  • メディア: 新書



タグ:石合力
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