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『幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵』 [☆☆]

・そもそも、病気に限らず、生きること自体が苦しみである。だから、今は苦しいがやがて楽になる時がくるとは考えなければよいのである。

・私はたった一度でも、相談に来た人の人生が変わらないようなカウンセリングをしてはいけないと考えている。

・人間は生きている間にいろいろと見たくもないものを見なければならず、遭いたくもないことにも遭わなければならない。

・どの生きものにとっても、生まれてくるということは、初めからつらいことなのだ。

・正しいことや美しいことの場合は、多くの人そう思われることを選び、たとえ実際にはそうではなくても、とにかくそう思われることを行ない、そう思われるものを所有し、人からそう思われさえすればよいとする人々が多いだろう。

・誰かのために生きることが、よきことであると見なされ、そうしない人に圧力がかけられるのであれば怖い。親が子供に、子供が親に貢献することはあってもいいが、それが道徳になってはならない。

・空襲がくる前は誰も戦争というものがどういうものか想像もできなかったのかもしれない。

・人は不幸であれば、まわりの人から注目されるが、幸福になると注目されなくなることを知っている。

・口では対等だという人でも、誰か他の人を叱ったり、ほめたりするのであれば、その人は、相手を対等には見ていないのである。

・自分だけが生きているのではないことを意識し始めた人は、人生の主語を「私」から「私たち」に変える。

・もしある女性が花を好きだといっても、彼女が花に水をやることを忘れるのを見てしまったら、私たちは花に対する彼女の「愛」を信じることはできないだろう。

・ほめるとは能力のある人が能力のない人に下す評価である。

・尊敬される努力をしないで尊敬されたい、自分の価値を認められたいと思う人は、他者の価値を貶めることでこの欲望を充たそうとする。

・弟子が自分を超えないようでは教育者としては力がない。自分の教育方法が適切であれば、弟子は必ず師を超えるはずである。

・もしもまわりに自分を嫌う人がいるとすれば、嫌われることは自分が自由に生きていることの証であり、自由に生きるために支払わなければならない代償であると考えなければならない。

・人間には「したいこと」、「するべきこと」、「できること」の三つしかない。

・長所は何かとたずねられても、少しも思いつかない人は多い。

・親も子供の短所や欠点についてはいくらでも話せるが、子供の長所をたずねるとたちまち言葉に窮してしまう。

・あなたは自分が暗いというけれども、人を傷つけないでおこうとするあなたは「暗い」のではなく、「優しい」のだ。

・父の介護をしていた時、食事以外の時間は寝てばかりいるようになった父に、「こんなに寝てばかりいるのなら、こなくてもいいだろうね」といったら、父に「そんなことはない。お前がいるから私は安心して寝られるのだ」といわれ、不明を恥じることになった。

・人格として認められるためには、最小限の相互作用に参加できなければならない。この基準に照らせば、脳死患者はこの意味での人格には当たらないことになる。

・後になって起こったことを見直せば、事が起こった時点では見えなかったことが見えてくる。これはちょうど小説を一回読んでからまた読み返すと、初めて読んだ時には見えなかったことが見えてくるのと同じである。



幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書)

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