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『競争考 人はなぜ競争するのか』 [☆☆]

・弁当をよりたくさん売るためには、たくさん作って競争させるという行為が不可欠なのだ。売れ残った弁当は、単なるムダではなく、「売れていった弁当を引き立たせる」という重要な役割を担っていたのである。それがわかってから、コンビニでは「弁当を廃棄しないこと」を諦めた。多めに作っていくらか廃棄した方が、利益が増すからだ。

サヨナラホームランを打つ打者というのは、サヨナラホームランを打たれる投手がいなければ存在し得ない。何かが光り輝くためには、何かに影が差さなければならない。

・ことを為す人というのは、必ず肯定と否定とを併せ持った考え方をしている。特に「否定することそのものを肯定する」という、懐の深さを持ち合わせている。

・喜びを爆発させるのは、勝つか負けるか不確かだったときなので、「本物の勝利」とはいえないのである。それは、サイコロを振って自分の賭けた目が出たような、心許ない勝利なのだ。

・心のストッパーは「自分が敗北すること」を望む。敗北を望んでいれば、負けても心が傷つかない。

・「こんなやつに怒っても仕方ない」と思うと、相手への関心が薄まるから、怒りもサッと引いていくのだ。

・多くの人は、自分の「正しさ」に自信がないのである。だから、何か正しくない行ないに接した際にも、自分の正しさに自信が持てず、素直に怒ることができない。

・世の中で一番不幸なやつは誰かっているか? 自分を世界で一番不幸だと思っている人。

・「みんないい」という言葉は、その裏で暗に「よくない」という概念を切り捨てている。「よくない」ことを、否定的に捉えているのだ。

・人間にはそもそも「苦手」がない。あるのは、単に「習熟の差」だけだ。どんな能力も、習熟すれば──言い換えるなら努力すれば──身につくのである。

・何かに得意という人は、これもやっぱり心理的バイアスの結果である場合がほとんどなのだ。バスケットボールで「オフェンスを苦手」と思ってしまった人は、「ディフェンス」が得意になる。その逆に、「ディフェンスが苦手」と思った人は「オフェンスが得意」になる。

・自分を「実験動物」か、もしくはシミュレーションゲームの主人公のように見るのである。自分を実験台として、さまざまなことを試すのだ。そうして、何ごとも体験してみる。

・メタ視点から実験台としての自分を冷静に見つめていれば「これは絶対経験になる──成長できる」と確信できるので、行動を起こす勇気が出る。

・自分と対話するということが大事になってくる。自分をまるで他者のように思い、他者のように扱う。そして、他者とするように対話するのだ。



競争考 ―人はなぜ競争するのか―

競争考 ―人はなぜ競争するのか―




競争考 人はなぜ競争するのか

競争考 人はなぜ競争するのか

  • 出版社/メーカー: 心交社
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タグ:岩崎夏海
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