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『善意で貧困はなくせるのか? 貧乏人の行動経済学』 [☆☆]

・理屈だけで同情や、他人に対する責任感を持つようにはなれない。行動を起こすには心を動かされる必要がある。

・その女性に融資しようとしてクリックすると、あなたは100ドルをKivaに無利子で融資することになる。100ドルはマイクロ融資者のローン・ポートフォリオに入り、年率40-70パーセントで顧客に貸し出される(その顧客は、あなたがクリックした顧客ではない。彼女はすでに融資を受けている)。

・もしあなたが選んだ顧客が実際にローンを返済できなくなったら、ほとんどの場合、他の顧客が彼女のローンを肩代わりするか、レンダーが穴埋めをする(Kiva.org上の「記録」に傷をつけないためだ。そうすればもっと資金を集められる)。

・会話は面白かったが、それ以上には進まなかった。

・悲しいことだけど、貧困と闘うために今世界中で行なわれている事業の多くは、ある意味で瀉血のようなものだ。

・貧困を解決したいなら、それがどういうことなのかを、抽象的な言葉ではなく現実として知る必要がある。どんな匂い、どんな味、どんな手触りかを知る必要がある。

・マーケティングは「効き目があるということ」を知っていることと、マーケティングのキャンペーンの「どういうことに」効き目があるのかを知っていることとは違う。

・借りたお金の使い道について、借り手がローンを本当はどんなことに使っているかを無理に白状させなくても知ることができる上手い方法がある。ポイントは、人はあまり知られたくない事実でも、たくさんの当たり障りのないことの中に隠せるなら、明かそうとするってことだ。だから、答えにくいことをズバッと聞くんじゃなく、どうってことのなさそうな質問のリストに紛れ込ませればいい。

・守られそうにないルールを課すのが賢明なことかどうかを問い直すべきだ。強制できないことを方針にするのは、愚の骨頂だ。

・僕たちは慣れ親しんだことをしようとする傾向があるから、何であれ変化にはあまり勝ち目がなさそうだ。

・僕たちは完全には程遠い。でも、へまをしやすいところが分かれば、僕たちの先回りをしてくれるツールを作ることもできる。

・彼らは周りの人たちから情報と刺激を受けて行動し、今度は自分が他の人を刺激する。自然に情報が循環し、流行を作っている。

・この仕組みのいいところは簡単だということだけど、効率がいいとはとてもいえなかった。

・生徒のレベルにばらつきがあると、「真ん中に合わせて教え」なければならないので、下位の生徒はついて行けず、上位の生徒には不十分になる。

・ナッジ(nudge)とは、基本的な選択肢は変えずに人の意思決定を変えさせるちょっとしたひねり。たとえば、カフェテリアのカウンター料理の並べ方を変えること。果物をブラウニーより前に置くと、たぶん果物を選ぶ人が増える。



善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学

善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学

  • 作者: ディーン・カーラン
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2013/02/09
  • メディア: 単行本



善意で貧困はなくせるのか?――貧乏人の行動経済学

善意で貧困はなくせるのか?――貧乏人の行動経済学

  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2013/02/08
  • メディア: Kindle版



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