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『カイジから経済を学べ』 [☆☆]

・プロスペクト理論。人間は利益の最大化より、損失の最小化を選好する。

・プロのマーケッターやセールスマンにとって、あなたはただのカモです。自分ではちゃんと考えたつもりでも、ちょうど心理学の実験で使われるモルモットのように、あらかじめ想定された行動をとってしまうのです。

・「値覚え」は地獄の入口。相場の格言です。人はどうしても過去に引きずられます。でも済んだことはさっぱり忘れることも大事です。

・自体の変化に追いつけぬ者はとどのつまり淘汰、駆除される。

・人間はとにかく損をすることに対して敏感(否定的)です。その一方で現状に対しては鈍感(肯定的)なため、どうしても自らを変えることが苦手なのです。

・同じ失敗でも自ら動いて失敗した時と何もせずに失敗した時を比べると、明らかに前者のほうが後悔が大きいのです。

・ビジネスの現場でも「カネの問題じゃない。信義の問題なんだ」というケースは当然存在します。企業は「市場規範」に沿って運営されていますが、それを動かしている人間は「社会規範」に沿って生きています。

・「市場規範」ではなく「社会規範」に訴えろ。わかりやすく言えば市場規範とは「カネ」、社会規範とは「良心」のことです。たとえば道端で車から大きな荷物を下ろすのに手助けが必要な時、「500円出しますから手伝ってください」と呼びかけますか? きっと誰でも引いてしまうでしょう。見知らぬ人でも「お願いします」と不通に頼めば意外と手伝ってくれるものです。

・一度もらったものは簡単には捨てられないのですね。こういった手口に引っかからないためには、「オーナー」ではなく「トレーダー」の立場に立つことが有効です。一度「オーナー」になってしまうとどうしても正当な評価ができませんが、「トレーダー」は誰かに売るために買うわけですから客観的な評価が可能です。

・「口コミサイト」を信じるな。その口コミを書いた人は全員が「保有者」なのです。レアなスポーツカーや一眼レフ、幻の焼酎でなくても、持っていれば自慢したくなるのは当然じゃないですか。

・堂々と「梅」を注文せよ。「梅」とは最下グレードではありません。もう1ランク上を買わせるためのいわゆる「おとり」物件です。本当にお得なのはこれなんです。どうしても気になるなら、、梅の下にさらに「桜」があり、今日はたまたま売り切れているとおもてください。

・一生迷ってろ。そして失い続けるんだ。貴重なチャンスを!

・明日からがんばるんじゃない。今日がんばるんだっ! 今日がんばった者にのみ明日が来るんだよ。

・考えてみれば、ガンホーやグリーもちょっと前までは時価総額数百億円程度の企業でした。もし8000億円の手持ち現預金を使って、この2社を買収しておけば任天堂の独占市場は守れたのではないでしょうか。

・行動経済学では一般に、短期的には「現状維持」が、長期的には「後悔回避」が勝ると言われています。つまり迷ったら「とりあえず先送り」しますが、後々のことを考えると「思い切って勝負」というのが普通の人の行動パターンです。

・リスクマネジメントとは、「リスクを最大限想定して、それぞれに手を打っておく」ということで、「慎重になれ」という意味ではありません。

・東海道新幹線のスピードアップに際して最も重視されたのは、モーターの強化ではなくブレーキの強化でした。「スピードの出る車ほどブレーキが強力」という原理は、まさにリスクマネジメントの要諦です。

・鉄道会社や大手のトラック会社はほとんど事故保険に加入していません。自分で賠償した方が保険料を支払うより安いからです。

・相手に報復の口実を与えるな。報復は人間の本能です。「目には目を歯には歯を」は万国共通で、映画でも復讐劇はたいていヒットします。だからわざわざこの本能を刺激することはありません。

・金は利息を生まないので、平時は基軸通貨のドルが嗜好され、ドルの信認が低下したりインフレが見込まれる時は金にシフトします。いわば「ドル高なら金安」「ドル安なら金高」という関係です。

・リーマンショック後はドルが大幅安となったため、歴史的な金高が続いていたわけです。

・日本式の契約はあまり細かなことは規定せず、末尾に「以上に定めなき事項に関しては、その都度双方誠意をもってこれを協議する」と謳ってあるだけです。もしこれで解決できるなら初めから契約書など要りません。

・人はたとえそれが間違っていようと、まず自分で見つけた答えを信じます。だったらそれを「見つけさせ」ればいいんです。

・日本国債のCDSを買っておけば日本国債がデフォルトしても元利金は補償されます。因みに現在の日本国債のCDSは約0.5%。受取利息よりはるかに高いのです。



カイジから経済を学べ

カイジから経済を学べ

  • 作者: 丹羽 由一
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2016/02/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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