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『努力不要論』 [☆☆]

・普段からどれだけ、考える喜びを味わい、思考の楽しみを知っているか、それが高等教育の原点にある。

・個体として生き延びることと、集団として生き延びること。この2つの条件だけが、性質が次に残っていくかどうかを決めます。

・生物的なレイヤーでの「優秀」というのは、本人の生存にとってではなく、多くの凡人の生存にとって有利かどうか、という設計になっているのが面白いところです。

・でも、論理的に考えない人のほうが世の中には多いですし、論理的に考えない人のほうが生きていきやすい世の中です。というか、ヒトの集団の中では、極めて論理的に考える人は、変人か、病人扱いされてしまいますよね。

・TOEICもハイスコア狙いのゲームの一種です。速く読む能力や大意を掴む能力は高くなりますが、うまい切り返しや相手を説得するという能力については伸ばすことができません。

・日本人はセロトニントランスポーターが少ないタイプのほうが圧倒的に多く、7割ぐらいがこのタイプです。

・セロトニントランスポーターが少ない人はセロトニンが少ないので不安になりやすいのです。

・セロトニンは戦う・喧嘩する・逃げるための物質であるノルアドレナリンの分泌を抑える働きがあります。セロトニンが少ないとノルアドレナリンが出やすくなるわけです。こうした脳内神経伝達物質の動態が基本にあって、慎重で人の言うことをよく聞き、空気を読むけれども、我慢して我慢してキレてしまう日本人の国民性ができあがるのです。

・ワーキングプアだといって嘆いている人たちには特徴があります。それは、働いたらその分だけ誰かから給与としてお金がもらえる、という発想で働いている点だ。

・格差社会だ、ワーキングプアだと騒いでいる人たち、あるいは当人は、実際に貧困だというよりも、発想力が貧困なのではないでしょうか。

・じつは、発想が貧困な人にこそ、学歴や血筋や親の財産が必要なのです。

・格差がある、という言葉で大衆を煽りたてる人が後を絶たないのは、大衆がそれに騙されやすいという性質を持つからです。選挙で得票数を伸ばしたい政治家、本を売らなければならない文化人はそれを巧みに利用することがあります。

・減反政策をしているのに収量の多いコメをつくるという努力はやっぱり努力中毒の1つの現れではないかとも思えます。

・意志力の強い人と弱い人の差というのは、「ヒトという生き物はそもそも意志が弱い」ということを知っているか知らないかという差です。

・僕を見ていてくれた、見抜いてくれたからこの人のためになんとかしよう、自分1人では小さな人生しか生きられないけれど、「この人について行ったら自分の才能を生かせるかもしれない」と思わせる力が、優れたリーダーには必要です。



努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本

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  • 作者: 中野信子
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2014/07/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



努力不要論

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  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2014/07/20
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