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『ぼくらの仮説が世界をつくる』 [☆☆]

・日本のスポーツ産業が、欧米と比較して大きくならない理由のひとつは、「語る場所の不在」だと僕は推測しています。

・芸術作品は、その単体で価値があるように思いがちですが、多くの人に語られ、話題になることで、価値が生まれていくのです。

・いい作品とは、新しい定義を生み出すことができるもの。

・「メンバー同士の仲がいいのが、好きなんです」という答えが返ってきました。メンバー同士がすごく仲が良くて、その様子を見ているだけで幸せになってくるのだと言います。

・作家は、「異能の人」です。人口の1%どころではなく、0.1%か、0.01%くらいしか存在しません。

・作家とそうでない人の分水嶺は「頭の中にもうひとつ別の世界があるかどうか」です。作家がストーリーを考える、と言いますが、そばにいると「考える」というより「トリップして、観察して、ドキュメンタリーを撮ってきている」感じなのです。

・フジテレビの視聴率が、テレビ朝日やテレビ東京に負けているのは、なぜか? これは、シンプルに「8チャンネルが地デジ化によって押されにくくなったから」というのが一番の要因です。

・世の中が変化して、必要に迫られてお金のあり方が変化するものだ、と漠然と考えていました。しかし実際には、お金の形態が変わってから、それに刺激されて世の中が変化する。その繰り返しであることがわかったのです。

・経済活動の範囲が広がったから貨幣が発明されたわけではない、ということです。貨幣ができたから経済活動の範囲が広がったのです。

・お金の形態が変化するときは、それにともなって大きく世界が変わるときなのです。お金が変わろうとしている。ということは、時代が変わる、ということなのです。

・ひと昔前までは、「今日はヒマだから映画を観に行こう」と思ったものです。最近では、映画はヒマだからふらっと観に行くものではなく、「予定を立ててわざわざ観に行くもの」になっている。

・国ごとに食材とかがちょっと違うだけで、調理法は似ている。炒める、揚げる、蒸す、茹でるの組み合わせなのです。料理と同じように、人間の感情もそんなに複雑じゃないし、社会もそんなに複雑じゃない。細部は複雑なのですが、根本はシンプルです。

・ローカライズという作業は「作り手が、作品が伝わらないからやる」というよりも、「現地の人々が、作品を広めるためにやる」作業なのです。

・「速く、楽に移動したい」という人間が求める根っこの部分が変わらないのであれば、馬車から自動車への変化は、もはや「必然」です。

・「どちらの欲望の方が、より本質的なのか」と見極めると、どちらが残るかがわかります。

・馬車に携わり続けるというのは「今の習慣が続くかもしれない」ということだけに懸けているわけです。「明日成功する確率」だけを見ると、馬車の方が自動車よりも大きかったかもしれませんが、「5年後10年後」を考えればそうではありません。でも、多くの人は「明日成功しそうな方」を選んでしまう。

・発展途上の文化圏では、世間が「教える側」と「教えられる側」、「見せる側」と「見る側」に分かれています。

・面白さというのは「親近感×質の絶対値」の「面積」だったのです。

・「小さい頃は数学が得意だったのに、いつからか不得意になった」という人は多くいます。そういう人たちに共通していたのが「計算問題を大量にやらなくなった時期に数学を嫌いになっている」ということでした。

・ただ単に計算が遅くて問題を解ききれなくなっただけなのに、難しくて自分には解けないのだと思い込んで、数学を嫌いになってしまう、というのです。

・「英語ができない」という人のほとんどは、単語を覚えていないところに原因があります。

・多くの新人が描くマンガは、「現実」を観察して描いているのではなく「マンガ」を見て描いています。

・二重目標とは、何かを成し遂げるにあたって「毎日絶対にできる目標」と「理想的な目標」の二つを作るという方法です。たとえば、英単語を覚えたいのであれば「一日一回、必ず単語帳を手に取る」という目標と「毎日10個新しい単語を覚える」という目標を立てます。

・現代人が感じる恐怖や不安というのは「死への恐怖」ではなく、単に「努力せずに、現状維持をしたい」という思いから生まれる恐怖です。

・「発達障害の人は、自分のお腹が空いているのかどうかわからない」という一文がありました。長時間食べなくて、お腹が空きすぎて、すごく機嫌がわるくなる。でも、「なぜ機嫌が悪いのか」は自分では理解できない。

・実は、自分が「おもしろい」と思うことは、自分にとって新鮮なだけなのです。それよりも、自分では飽きていておもしろくないと思っていること。そういうことは、自分の中で何度も考えられ、熟成されたことなので、世間にとっては発見であることが多いのです。



ぼくらの仮説が世界をつくる

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  • 作者: 佐渡島 庸平
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2015/12/11
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