So-net無料ブログ作成
検索選択

『Like a KIRIGIRISU 保障のない人生を安心して生きる方法』 [☆☆]

・本当に、コツコツ働いていさえすれば、物語のような「幸せな冬」が来るのだろうか。つまり現在の日本で、堅実は必ず保障や安定をもたらすのか。

・「幸せな冬」は来る、すなわち老後は安泰するとしても、そのために人生の春と夏と秋のすべてを犠牲にすべきなのだろうか。

・刺激の強いものには一切触れさせない、できるだけ競争させない……さんざん批判されてきた「ゆとり教育」の弊害は、根深く若者たちの心に巣食い、お互いを傷つけないことだけを心がける薄っぺらな人間関係を生み出している。

ディズニープリンセスたちの犯した「罪」とは、女性の価値を受動的なものとして固定化したことであった。このようによくできた「物語」には、人の頭に特定の価値観を刷り込む強い力がある。

・好きなことを突き詰めるが、同じことは繰り返さない。そんなもの人生の無駄だと言わんばかりに。

・わからないからやってる、まだ面白いかどうかわからないものがきっと面白いはずだ。

・最近は、就活を始めるにあたって、多くの学生が「自己分析」だけでなく、「タコ分析」なるものまでやるらしい。何のことやらと思ったが、数人でグループを組んで、お互いの長所短所を見つけだし指摘し合うというもので、つまり「他己分析」ということだ。

・壊れかかった部分をそっと取り出して、まったく同じものを作り、またはめ込む。それは「再現」であって「創造」ではない。「芸術家」でなく「職人」の仕事だ。

・文学だろうが漫画だろうが、いい作品というものには、必ず我々が生きていくためのヒントが書かれているものだ。

・文学研究において、「主人公」が誰かを決め難い場合、ひとつの指標になるのは、「主人公とは、二つの世界を跨ぐ者である」という定義だ。

・違う世界への一歩こそが、自分自身を自分の「物語」の「主人公」とする大事な一歩なのだ。

・「努力する」か「諦める」か、どっちしかないよ。人間に選べる道なんて、いつだってたいていこの2つしかないんだよ。

・彼らの心は結構些細なことでちょくちょく「折れる」。いったい彼らはいくつ「心」を持っているんだろう。きっとグリコのポッキーのように、箱の中に何本も入っていて、ひとつ折れても次から次へとスペアが飛び出すのではないかと疑いたくなる。

・毎年六月の太宰の命日「桜桃忌」には、今でも多くの若者たちが墓参りをする。遅く来ると供え物をするスペースがなくなって、しかたなく、斜め向かいの森鴎外の墓前に置いて帰る。

・みんなと同じ道を行くから、比較になるじゃないですか。全然みんなと違う角度を歩いていたら、比較のしようがないでの。そういう人生は、これまで歩んできたっていう気がしますね。

・日記っていいなあっていう。一年前の今日っていうのを、必ず読み返すようにすると、きれいにわかるんですよ。この一年間、自分がどんな成長をしたのかとか。

・一年前の自分を見て「ガキ」だな~って思ったらOKって思っていたんですよ。逆に、一年前、自分はこんなことを考えていたのか、すごいな~って思ったら、あ、マズイと。

・それを「発見」するためには、それが価値あるものだと見抜く眼力をあらかじめ持っていなければならない。

・生まれたこと自体に意味はないとしても、自分が生きたことの意味を作ることはできる。



Like a KIRIGIRISU “保障のない人生

Like a KIRIGIRISU “保障のない人生"を安心して生きる方法




nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ: