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『息子がドイツの徴兵制から学んだこと』 [☆☆]

・私が小さい時には、父が暗唱していた教育勅語を何回か聞いたことがあり、当たり前の内容ばかりだと思ったことがあった。教育勅語に書いてあることと逆の状況になってしまっているのが現代と言えるのではないだろうか。

・管理職になるためには、まず自分を管理することを学ばなければいけない。

・今の日本が情けないほど本当にだめになってしまったのは、理科系の学生は経済、産業、工業のために生かされたが、文化芸術系の学生が特攻隊で飛び、亡くなってしまったからだ。

・ドイツ人は小さい時から、自分はこう思う、こう考える、こう感じる、という自己判断と表現を訓練され、自己の確立を要求されるので、考える訓練、意見を出して議論する訓練がなされて来ている。

・たとえ上官の命令といえども、おかしいと思うことは自分の信念と意見を人間の自尊心、尊厳を保つために表現する義務がある。それが責任ある民主主義の個人の態度でもある。

・今は、兵役に行きたくても、定員オーバーで行けないような時代となったようだ。兵役を逃れようと若者が苦労をした昔とは大違いである。

・ドイツは過去の歴史的事実の深い反省から、自分の考えなしで盲目的に命令に服従すること、また同意できない事柄に従うのは、人間の行動原理から見てきわめて無責任なことであるとされた。

・少なくとも自分の身一つは自分で支えられる能力が、成熟した大人への重要な条件の1つで、それが人を愛する能力に繋がると考えられる。1人で生きていけない者は、2人でも生きていけないということだろう。

・そういう皆が憎むべき不快な人物がいると、共通の敵が出来て小隊や中隊がまとまってくるので、わざとそういう人物をトリックのの1つに使うこともある。

・戦場では、この指揮官の命令に「僕は、今はこうしたほうが良いと思います」などと自分の意見や反論している余裕は一切なく、論議していたら命取りになるから、すべて指揮官の戦略総合判断と統率力に任せるわけだ。

・8か国と国境を接するドイツでは、中世の頃から、言葉や生活習慣、何を考えているか理解しがたい外国人は「悪」と経験的に考えられ、市民を守る城砦(ブルグ)の中には住まわせない警戒心と慎重さがあった。

・戦争(人生)に備えての準備として、ある一定期間、身体と精神共に限界まで鍛える基礎訓練は必要で、脳もバランスよく刺激発達させ、共同生活で人間関係を学ばせるのは重要なことで、大人になるための通過儀礼とも考えられる。

・人差し指でお前が悪いと人を指す時、親指を包む3本の指は自分を指している。

・大学卒の若者は、頭も良く知識もあるが、仕事の指令を聞いてもすぐに応答出来ない。注意深く準備して仕事に従事出来ないし、グループでの仕事が苦手で出来ない、基本的な大切なことを学んでなく管理能力に乏しいと嘆くのだ。

・反日国家の外国の留学生に国の税金を使うのではなく、日本の若者に国税を投資するべきです。

・親の生きる後ろ姿を見せるのも、子供への生涯教育の1つだと思います。



息子がドイツの徴兵制から学んだこと(祥伝社新書)

息子がドイツの徴兵制から学んだこと(祥伝社新書)

  • 作者: 永冶ベックマン啓子
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2013/12/02
  • メディア: 新書



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