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『つながりっぱなしの日常を生きる』 [☆☆]

・人が社会的にどう受け取られるかは、「クールな」場所で仲間と交流する能力にかかっている。

・一部のティーンは今でもショッピングモールやフットボールの試合に集まっているが、ソーシャルメディアの出現はその風景を変容させた。

・ティーンの多くは、彼らは「デジタルネイティヴ」だという言説から想像されるデジタルの達人とはほど遠い。ティーンの多くはデジタルネイティヴというより、デジタルナイーヴ(世間知らず)だ。

・あるティーンが自分は特定の場においてどうあるべきかをしっかりと把握していても、友達や仲間も同じ礼儀作法や行動規範を共有しているとは限らない。

・「初期値=パブリック、努力によりプライベート」が暗黙のルール。

・何を公開するかではなく、何をプライベートにしておくかに意識を集中することによって、ティーンはいつの間にかまた別の修辞の術中に陥る。すなわちそれは、プライバシーは何か隠しておくことのある者にのみ必要なものである、という考え方である。

・ピッグ・ラテン(語頭の子音を語尾に移し「ay」をつける子供の遊び言葉)。

・これらのメッセージは見ようと思えば簡単に見ることができるのだが、まずそれを探そうとしなければ目には触れない。暗号専門家はこのあっさり見えるところにメッセージを隠すことをステガノグラフィーと呼ぶ。

・アカウントの無効化と有効かを繰り返すことによって、彼女はフェイスブックをリアルタイムのツールにした。彼女がログインしている間に見に来た人は彼女のプロフィールを見つけることができるが、彼女がネットを離れている間に検索するとみつからない。

・シェア向きの性格ではなく、もし選べるなら自分の人生の出来事について友達にあまり話したくない。他人に「首を突っ込まれる」のが好きではない。

・オフラインでは、家庭で虐待されている子供や精神的健康の危機に直面している子供は、多くの場合、孤立した状態で苦しんでいるか、大人が無関心でいる環境にある。オンラインであれば、彼らは人目に触れることができるのだ。

・インターネットが私たちが危険に瀕している子供たちを目にする場所であることは間違いない。もし私たちが目を向けようと望めばの話だが。

・自分たちの子供を守るにあたって、親たちの多くはよその子供たちの直面している苦しみを見て見ぬふりをする。彼らは自分の子供がそうした苦しんでいる子供たちと出会わないように尽力するのだ。

・学校のゴシップを楽しそうに物語る様は、彼女が自分で言っている通りテレビの人物たちのドラマを見るのが好きだというのとも、他人の人生に何が起こっているのかを知りたいという一般的な気持ちとも矛盾しない。彼女は出来事の中にいるのが好きなのだ。

・学校において、ゴシップと噂話は社会的カテゴリーおよび派閥の発展と維持を促す一種の社会的通貨として機能する。

・ティーンは自分たちと他の人々の間に線を引くためにゴシップを利用し、多くの場合、誰か他の人の悪口を言うことで自分たちを人気者に見せようとする。

・ソーシャルメディアが大流行する時代において、あなたが何を知っているかを形づくるのはあなたが誰を知っているかである。

・情報を吟味し文脈を与えるネットワークに属している者は、そうした情報の扱いの経験がない家族や友達に囲まれている者よりも優位に立つ。

・私たちに与えられる機会は、誰を知っているか次第だ。

・不適切な、あるいは問題のあるコンテンツへの検閲は、いつか情報テクノロジーを自主的に評価するのに必要になるかもしれない技能を若者に授けはしない。

・ボードレールは「フラヌール」について書いた。すなわち、どこか特定の目的地に向かうのではなく、誰かを見て、見られるために通りに出ていく個人たちのことである。

・フラヌールはいかなるときも完全な露出狂でも完全な窃盗視症でもなく、しかし常に少しずつ両方である。

・公的な存在になることで得られる注目を求めているティーンが存在する一方で、ほとんどのティーンは単純に公的な場にいることを望んでいるだけだ。

・見て見られるためにオンラインでたむろするというだけの単純な行為すらも、実世界での政治的関与を支える市民ネットワークを創出するにあたって、大きな可能性がある。

・インターネットは私たちの社会が反射したものであり、その鏡は私たちが目にするものを映し出す。私たちが鏡の中に見えるものが気に入らないとしたら、鏡を修理するのではなく、社会を修理しなければならない。



つながりっぱなしの日常を生きる: ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの

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