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『PSYCHO-PASS ASYLUM 1』 [☆☆]

・常にカメラで撮影されているような振る舞い。まるで誰もが映画に出演している群衆(エキストラ)だ。

・何度も言い聞かせなければ消えて行ってしまう幻のような願い。それは、往々にして夢と呼ばれる。

・FNブローニングM1900は、1909年に民族活動家の安重根(アンジュンクン)が、初代韓国統監の伊藤博文暗殺に用いた曰くつきの銃でもある。

・私たちが国を愛さなかったから、国は私たちを愛さなかったのかい? それとも国が愛してくれなかったから、私たちは国を愛せなかったのかな?

・人間が背負える人生は、ひとりにつきひとつだけ。

・酒の力を借りて、過去の記憶たちを細かく千切り、色紙が舞うように解き放つ。微睡むような酩酊の中で、夢心地にそいつらを見つめりゃ……、きっと快い。

・今の時代の人間たちは、物事を深く考えない。都合のいい情報だけを並べて、それがすべてだって信じきるから使い勝手がいい。

・群れた動物は、必ず序列を作る。特に子供というのは、物事を知らない分だけ動物に近い。

・君は選択すべき岐路ではなく、ただ結果を受け入れるだけの終着駅にいるのだよ。

・君は動くべきじゃないかな。神に操られた人形じゃないんだろう。魂があるというなら、人間、ドン底でも立ち上がれるさ。生きてさえいれば、ね……。

・善というものは、選ばれるべきものなんだ。人が選ぶ、選ぶことができなくなった時、その人は人であることをやめたのだ。

・捨てても取り戻せるものになんて、最初から価値がないのも同じだ。

・何に価値があり、何が幸福であるか。それを決めるのは社会でも、他者でもなく――自分自身の意志だけだ。

・木々は、育つ場所を選ぶことができないが、その場所で精いっぱいの生をまっとうする。

・どれほど精緻を極めた技術とて、受け継ぐものがいなければ衰退し、やがて消えてしまう。

・人間は、調理を発明したことで、他の動物に較べ摂取カロリーを大幅に増やし、脳の拡張と進化を可能とした。

・こいつらは群れているくせに孤独だ。単独犯の集合であって連携している様子もない。

・機械は人が造り出したものであり、徹底して平等なんだ。差別や依怙贔屓なんてことは絶対しない。

・人間同士のトラブルなんてのは、認識の非対称性が原因になることがほとんどだ。ある事実について、自分の認識と現実の状況が乖離していることに耐えられなくなった奴が、犯罪行為に走る。

・欲しかったのは、己の意志で選択し、手にするもの。たとえ自分が消えても、誰かに確かな影響を与え、遺されるもの。そう、これは――。自らの人生。

・ああ、世界を憎たらしいと思いつつ、それでも肯定できる――。

・SF小説とは、現実の世界を考察し、独自の解釈を施し、新たな物語を生み出し、小説という形式に出力するものである。



PSYCHO-PASS ASYLUM 1 (ハヤカワ文庫JA)

PSYCHO-PASS ASYLUM 1 (ハヤカワ文庫JA)




タグ:吉上亮
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