So-net無料ブログ作成

『劇場版 PSYCHO-PASS』 [☆☆]

・ただ締め付けるだけのシステムは必ず破綻する。重要なのは、選別すること。何を見逃がし、何を見逃がさないのか……。

・根っこには、社会ダーウィニズムと優生学がある。人間を社会にとって「有用」か「不要」に分類するシステム。

・不要な人間を排除することに疑問を覚えないことが「よき市民」の条件。

・どんなに小さな国でも、王になることには意味がある。

・ただぼんやりとスパーリングしても意味がない。やるたびに新しい何かを「試す」。それが意味のあるスパーリングだ。

・優生学が廃れて、20世紀後半から「犯罪は社会が構築する」という考え方が一般的になった。

・自らの魂を、社会の中の役割という鋳型に填め込んで形作る……それが職務に殉ずる生き方だ。

・問題は、いつ死ぬかではない、どう死ぬかだ。

・内戦といえば内戦ですが、ただの暴動とも言える。内戦も常態化すればそれは日常だ。

・戦場では、驚くほど多くの人間が同士討ちで死ぬ。それを防ぐシステムは重要だ。

・知識としては頭の中にあっても、実際に使った瞬間を見たことがないと咄嗟には反応できないものだ。

・大声で叫んだ。まるで、声を大きくすればするだけ命令が素早く実行されると信じているかのように。

・個々人の水準においては、暴力は解毒作用を持つ。原住民の劣等コンプレックスや、観想的ないし絶望的な態度をとり去ってくれる。暴力は彼らを大胆にし、自分自身の目に尊厳を回復させる。

・法に頼らず、大勢の人を巻き込んで、独り善がりの意地を通して戦い続ける。

・社会に対する怒りや不満を抱えた者が、何かを期待し、託したいと思うようになる吸引力。

・元刑事ならではの戯言だ。暴力の在り方に法だ正義だといったお題目を欲しがっている。

・国家が崩壊した世界では、「暴力の民間化」が行なわれる。なぜなら組織化された暴力の独占こそが国家の本質だからだ。

・お前にはアジテーターの素質がある。怒りを煽り、憎しみに指向性を与えてやれる特別なカリスマ性だ。

・為しうる者が為すべきを為す。

・何が守るに値するのか。彼らは自分で決めなくてはならない。ただ従うのではなく、守り通すものとして。

・感情や名誉を介さない判断は意外なほど多くの要素を取りこぼす。

・たとえ選挙の結果がどんなものになろうとも。重要なのは、今ここでどんな人間が生きているか、ということだけ。

・たとえある程度の邪悪さをはらんだシステムによるものだとしても、平和にはただそれだけでかけがえのない価値がある。

・サーベルタイガーのことを考えると悲しくなる。敵と戦うための牙が、長く発達しすぎて最後には邪魔になったというサーベルタイガー。その悲しみは、強くありたいという気持ちを否定された悲しさだ。

・実に気のいい連中なのだ。スナック菓子をつまむ感覚で人を殺せるだけで、根は優しい。「人を殺す」という感覚自体が薄いだけだ。

・基本的に兵士たちは「敵を人間とは認めない」「人間ではないから殺していい」というマインドセットを行なう。仲間たちを大事にすることと、敵(あるいは敵国の民間人)の命を軽視することとは両立できる。

・重要なのは、味方以外を人間と思わないこと。兵士に敵を人間と思わせないこと。それが、軍隊にとって最も基本的な訓練のひとつだ。

・戦争の歴史は訓練法の歴史といってよいほどだ。兵士の訓練法は、同種である人間を殺すことへの本能的な抵抗感を克服するために発達してきたのである。

・似たもの同士ってのは殺し合うんだよ。餌場がかぶった獣は、共存できない。



小説 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス

小説 劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス

  • 作者: 深見真
  • 出版社/メーカー: マッグガーデン
  • 発売日: 2016/03/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:深見真
nice!(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ: