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『これからのお金持ちの教科書』 [☆☆]

・歴史が証明しているように、有益なツールが登場すると、たとえ、どんなに感情的な反発があっても、最終的には社会に浸透していく。

・貧しい時代を基準にした日本の産業制度は完全に時代遅れになっている。

・今までメモはあくまでメモであり、時間が経てば捨てることが前提であった。だがクラウド時代においては、メモは一生保存することができるものであり、あとからいくらでも参照できる。これはもはやメモではなく、頭の中の活動記録といってよい。

・もしネットの利用時間が2倍になれば、人口が2倍に増えたことに近い効果をもたらすことになる。

・グーグルがなぜ自動運転にこだわるのか。もし車の自動運転が普及すれば、多くの人は、移動時間のほとんどすべてをネットの閲覧に費やすだろう。これは、ネットの利用者が何倍にも増えたことと同じ効果をもたらすのである。

・自動運転なので、自分の車は勝手に駐車場から出発し、近くの充電ステーションに移動して充電をすませてしまうだろう。

・電話はもはや「迷惑ツール」。

・日本は時間の進みが遅いのでオフィスにはまだFAXが健在だが、アメリカではとっくの昔にFAXは消滅している。

・スマホで人々がつながる社会は、すべての他者が自分の顧客になる可能性のある社会でもある。このような社会では、自分を相手に知ってもらうための「技術」というものが必要となる。

・全世界的に、3Dプリンタを使って小ロット単位での製造請負が始まるのは時間の問題である。

・当初、品質や言語の問題など、障害が多いと思われていたオフショア開発だが、圧倒的なコストの安さがこうした懸念をすべて吹き飛ばしてしまった。これまで2000万円だったものが500万円でできるのであれば、ダメだったらまた発注し直せばよい。

・今までは対面で話をすることによって、依頼の曖昧さが誤魔化されていたが、新しい時代はそうはいかない。本当の意味での仕事力、つまり論理的な力が試される社会であるともいえる。

・日本の会社には「根回し」という言葉があるが、これは、ある程度のコンセンサスが得られないとプロセスを進められないことと表裏一体になっている。

・コンセンサスを得るための時間は、ほとんど生産性に寄与しないので、まさに無駄な時間ということになるのだが、全員が同じ環境下で同じ時間に勤務することで、この無駄な時間を何とか減らしてきた、というのがニッポン株式会社の現実といってよいだろう。

・古い世代のサラリーマンは、主語はあくまで「会社」で、自分は担当者に過ぎないというニュアンスで話をする人が多かった。

・経済活動を通じて富を形成する方法は、実は2種類しかない。ひとつは、毎年の年収を最大化して、それを貯めていくやり方。もうひとつは、資産を保有し、その価値を高めていくというやり方である。

・現実にフローで大きな富を形成することはかなり難しい。その理由は、ひとりで稼げる額には限度があることに加え、税金が重くのしかかってくるからである。

・源泉徴収の対象となる給与所得者のうち年収が1000万円を超える人は全体のわずか約4%だが、その人達が支払う所得税は全体の50%近くを占めている。

・資産形成の王道は、ストックの価値を高めること。

・ピケティ理論のエッセンスとなっているのは、r>gの法則とよばれるものである。ピケティ氏によると、歴史的にいつの時代も、資産の収益率(r)が所得の伸び(g)を上回っており、これによって富を持つ人とそうでない人の格差が拡大しているという。

・一般的な債券の期待リターンは3.5%、株式の期待リターンは6%程度といわれる。

・長期金利は、最終的にはその経済圏の成長率と同じ水準に収束してくることが知られている。全世界的に金利が低い状態が続いているということは、市場は、世界経済についてあまり成長しないと予想していることになる。

・市場は、近い将来、それほど多くの資本を必要としなくなり社会が到来することを察知しており、すでにそれを織り込み始めているかもしれないのだ。投資額の減少によって資本が余ることが予想され、それが低金利を引き起こしている可能性がある。

・知識がある人から枠組みが理解できる人へ。

・相手とのコミュニケーションをしっかりと保つためには、双方がどういった文脈で話をしているのか理解する能力が非常に重要になってくる。こうした能力は、教科書に書いてあることを丸暗記しただけでは身に付かない。

・ビジネスの現場では、正しい答というものが存在しないだけでなく、問題提起もされていないケースがほとんどである。このような場合、知識偏重型の人は、どうしてよいかわからず途方に暮れてしまう。

・書籍は、ある分野を深掘りした人が、その内容をまとめたものであり、読書とは、著者が情報収集にかけた労力を、お金を出して買う行為と言い換えることができる。

・情報は常に相手の目線で。情報というものは、誰の目線で処理するかで、その価値がまるで違ったものになる。自分が持っている情報をお金に換えられない人のほとんどは、こうした視点を持ち合わせていないことが原因である。

・顔を突き合わせながら、何となくコンセンサスを得て仕事を進めていくやり方であれば、説明や報告が曖昧でも何とかなった。だが、メールやメッセージングツールを使って文章で報告したり、指示を受けたりするようになると、「何となく」という曖昧さは許されなくなる。

・これからの営業活動は、メーカーの販売代理ではなく、利用者の購買代理としての性格がより強くなる可能性が高い。ひとつの商品を多数の顧客に販売するより、特定顧客の信頼を勝ち取って、顧客が必要とするものを、業種をまたがって売った方が、最終的には販売数量を稼げる可能性が出てきたからである。

・活力のある企業が、存続が難しくなった企業や店舗を自らのグループに加えていかないと、地域経済が存続できないというケースが増えてきている。この結果、もともとは携帯電話販売会社だったのに、中古車販売や外食、コンビニなど、複数の業態を抱える形態となり、結果的に小さなコングロマリットを形成する企業が増えた。

・人口減少と拠点集約社会の到来という意味では、地方都市の方が先端を行っていることになる。



これからのお金持ちの教科書

これからのお金持ちの教科書

  • 作者: 加谷珪一
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2015/11/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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  • メディア: Kindle版



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