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『「ない仕事」の作り方』 [☆☆]

・ゆるキャラは八百万の神のように、全国にどっさりいる。

・人はよくわからないものに対して、すぐに「つまらない」と反応しがちです。しかしそれでは「普通」じゃないですか。

・ブームというのは、この「勝手に独自の意見を言い出す人」が増えたときに生まれるものなのです。

・調査の結果、昭和の頃のゴムヘビのゴムには、フタル酸という人体に悪影響がある物質を使っていたことがわかりました。思わぬ「毒ヘビ」だったわけです。

・趣味は突き詰めなければ意味がありません。対照そのものが好きだからぐらいでは困るのです。すべて「そのまま」では何も生み出すことはできません。

・ある程度の年齢になって、ある程度の仕事をしてきて、ある程度の知名度を得ると、現役から評論家へと立場が変わってきます。

・電子辞書が普及したことの弊害に、「隣の文字を調べない」ということがあります。しかしその無駄な作業が、逆に知識を豊かにしてくれたものです。

・造語が普及するかどうかのポイントは、マイナスから入っているかどうかが大きいような気がします。普通宣伝のキャッチコピーはプラスの面を強調して伝えることが多いですが、それだと「名前ほどたいしたことない」「名前負けである」と思われてしまいがちです。

・映画館で、鑑賞後のエレベーターのあたりですぐに「つまんなかったね」と、一言で片づける人がいます。それは才能と経験がない人です。映画は、面白いところを自分で見つけるものなのです。

・最近の若い人は、飲み会や接待を嫌うと聞きますが、もったいないと思います。ずばぬけた仕事の才能の持ち主なんて、世の中にそうたくさんいません。同じ仕事のスキルを持っている人が二人いたら、「接待力」のある人のほうが断然有利です。

・大きなことを成し遂げるとき、同じ才能を持った者が集まるより、それぞれ得意分野が違う者が集まったほうが、きっとうまくいくことでしょう。異能戦士が横並びで集まる、それが成功の秘訣なのです。

・当時から今に至るまで50年以上ずっと同じ「コクヨ ラ-40」というスクラップ帳を使っています。

・旅行先の旅館などで、これまで楽しく会話していたのに、サッカーが始まった途端、全員が中継に夢中になってしまう。私はその「誰もが同じことをする状態」が子供の頃から苦手で、強い拒絶反応を示してしまいました。

・仕事でも趣味でも、日々自分自身にノルマや締め切りを与えて、もう一人の自分が斜め上からコーチしているような気持ちで実行すると、より一層がんばれるような気がします。

・岡本太郎さんの名言にはもうひとつ、「なんだこれは!?」というものもあります。自ら作品を作ってから、「なんだこれは!?」と自分で驚く。

・般若心経のすべての文字を、街中で探して撮影したいという気持ちになりました。「写経」ならぬ「写真経」です。

・仏像展で一回仏像を見ただけで「仏像が好き」と感じたとしても、その気持ちはきっとすぐに冷めてしまうでしょう。そこから、コツコツと自分だけの「好き」を極めていかないといけない。奥が深い世界であればあるほど、軽く口にしてはいけないのです。



「ない仕事」の作り方

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  • 作者: みうら じゅん
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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