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『図解 裏ビジネスのカラクリ』 [☆☆]

・裏経済の中心にいるのがヤクザであるが、ヤクザは中心であって頂点ではない。各分野にはそれぞれトップの業者がいて、稼いだカネが必ずしもヤクザに流れるわけではないからだ。

・法律の抜け穴を突いた裏ビジネスは組織犯罪だけであると限らない。特定分野の専門的な「知識」と他人を傷つけることや違法行為をためらわない「悪意」があれば誰にでも可能だ。その代表格が詐欺師だ。

・戸籍ビジネスは自分の存在を天秤にかけることに重きを置かない人たちがいる限り続くことだろう。

・ガールズバーは女性がカウンターの向こうにいることが最重要なのだ。というのも、キャバクラは風俗営業に含まれるが、ガールズバーは飲み屋として営業している。その差はテーブル席で直接接待するかどうかなのだ。

・売春婦と客の性行為は禁じられているが罰則はない。もし警察の摘発時に居合わせてしまったとしても、事情聴取ののちに釈放される。

・縮小が叫ばれるアダルトビデオ業界だが、それでも市場規模は5000億円だという。遊園地などのテーマパークの市場が4400億円であることを考えると、大人のアミューズメントに費やされる金額の大きさがわかる。

・人妻熟女ブームの背景は、コンテンツを作る複数の業界や風俗店がこれまで育成してきた人材を再利用するための戦略とする説が有力だ。新規に風俗嬢やAV女優を育成しなくても、今まで使っていた女達に付加価値をつけて演出すればまだ稼げるというやり方である。

・無数に作られた過去の作品を無料で視聴できるシステムなども発達している昨今の状況が、ライトユーザーの新作AV離れを引き起こしていることも業界全体の問題となっている。

・「未経験者優遇」というのは、経験者は働いてくれないという意味である。「日払いOK」とあれば、ほとんどの人が1日保たずに辞めていく職場ということだ。

・「小口投資家」急増もまた、総会屋にとってやりにくい状況を生む。小口投資家は、値上がりするまで一時的に保有したり、株主優待目当てで長期保有しているだけなので、株主総会にはそれほど興味を示さない。しかも分散した株を総会屋が集めることは難しい。

・ブラック企業の体制というのは合議制では成り立たない。不合理な状況を話し合いの末に押し付けるようなことは、民主的な会社ならば成立しないからだ。それがカリスマと呼ばれる経営者がいるところは、ワンマン経営なので社長が「これをやれ」といったら、その命令は絶対のものになる。

・衝撃的かつ現実離れした状況を設定する方が逆に成功しやすい。というのも恋愛脳に陥っている女性には「助けられるのは私だけ」と強く思わせる方が、行動を促しやすいのだ。

・ギャンブラーに共通しているのは「勝てなかった」というところだ。彼らの中では「負けた」と思っていないのだ。

・通常の裏ビジネスでは「メリットのないところに労力は割かない」のが原則となっている。

・悔いているのは贖罪ではなく、自分に足りなかった損得勘定の冷静なバランスなどかもしれない。

・優れたビジネスマンの才能は、クロージングでこそ発揮されるものである。

・どんな違法行為であろうとも後始末まで完璧にやってのけてしまえば、その行為自体が発覚しないので最初からなかったことになるのだ。

・そもそもトップのいない集団のプロジェクトは決定が合議制でありスピーディーではないうえに、失敗した際に責任をとる人がいないと、失敗で蓄積した学習の成果を次のプロジェクトへとはつなげられない。



図解 裏ビジネスのカラクリ (文庫ぎんが堂)

図解 裏ビジネスのカラクリ (文庫ぎんが堂)

  • 作者: 丸山佑介
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2013/12/08
  • メディア: 文庫



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