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『ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密』 [☆☆]

・私たちみんな、無意識にわかっているらしい(だから言い間違えることはない)。だけど…だけど…何をわかっているからなのかがわからない!

・実際に聞いたことのない表現も、その性質を類推し、その時点で身につけた規則を適用することによって、使える表現を自力で何倍にも増やしていることがわかります。その過程で起こる、「大人から見ると間違った規則の使い方」を「過剰一般化」といいます。

・まわりの大人が指摘しても、さりげなく正解を示しても、子供は「目下自分のルールとして正しいはず」と思っていることはなかなか直してくれません。

・子供はどうやら、一般化できるルールを見いだすことにつながりそうな場合だけ、周囲から得られる情報を参考にしているようです。

・大人だったら、「今日は買うものがないんだよ」と相手が答えれば、「だから行かないんだ」と答えているのと同じだと理解するところです。ですが彼にとっては「行く?」と尋ねた以上、「セブンイ-レブンには行かないんだよ」と言ってもらわない限り、質問に答えてもらったことにはならないのですね。

・500円持っているときに「ボク100円持っているよ」は正しいか。答えは、論理的に言えば正しいが、語用論的にはおかしい(量の公理に違反)、です。



ちいさい言語学者の冒険――子どもに学ぶことばの秘密 (岩波科学ライブラリー)

ちいさい言語学者の冒険――子どもに学ぶことばの秘密 (岩波科学ライブラリー)

  • 作者: 広瀬 友紀
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/03/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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