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『自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』 [☆☆]

・働いている人たちから「仕事が楽しくて充実している!」という雰囲気はみじんも感じられない。

・社員も増えているし、みんな必死で働いているのに、必ずしも仕事のスピードは速くなっていない。

・真夜中まで延々と会議を続けたのに、アクションにつながる明確な結論が何ひとつ出ていない会議も多かった。みんなで興奮して夜通し話し合い、それで満足して終わってしまうのだ。

・なぜ働く時間に見合った成果が上げられないのか? それは考えるのを止め、無思考モードになって目の前の作業に没頭してしまうからです。

・生産性とは「時間やお金など有限で貴重な資源」と「手に入れたいもの=成果」の比率のことです。

・都市部では、ものすごい数のタクシーが延々と空のまま走っています。鉄道の駅ごとに、これまたすごい数のタクシーが何時間も停車したまま客を待っています。こちらも信じがたいほど生産性が低い。

・学校というのはお金もかかりますが、何より時間がかかることが大きな問題です。大学が今4年間かけて教えていることは、生産性を上げれば1年くらいで教えられます。

・ガラガラの地方美術館、ヒマな人しか訪れない温泉施設、交通量の極めて少ない立派すぎる高速道路などの生産性は、あまりに低すぎます。

・「高速道路や新幹線の建設が、都市と地方の格差を縮小するための、最も生産性の高い方法なのか? 他にもっと良い方法があるのではないか」と考えることが必要なのです。

・価値の絶対量で善し悪しを語る人と、生産性の高低でその是非を判断する人が混在しているため、両者の意見はまったく噛み合わないのです。

・最近出てきているのは、福祉制度としてではなく、生産性の低い人を労働市場から排除するためのベーシックインカム論です。

・2時間の対談を聞くには2時間の時間がかかります。でも、2時間分の対談の書き起こし原稿が手元にあったら、多くの人は30分もかからず、全体の主旨を理解することができます。これはテキストの生産性が動画より4倍も高いことを意味しています。

・テレビ番組を観る若者が減っているのも、頭出しもできず、自分の空き時間にサクッと観ることもできない、あまりに生産性の低い(時間という希少資源を有効活用するどころか、視聴者の貴重な時間を無駄にする)システムだからです。

・デキル人とは圧倒的に生産性の高い人であり、残念な人とは自分と周囲の人の時間を平気で無駄にする、生産性の低い人のことです。

・淘汰されるのは人工知能やロボットが担当したときと、人間が担当したときの生産性の差が極めて大きい仕事です。

・「とにかく節約!」して貯金するのではなく、「ものすごく価値が高いこと以外には支出しない!」と決めればよいのです。

・家中、要らないモノで溢れかえっているのに「お金がないから好きなことができない」などと愚痴るのは、滑稽なジョークです。

・生産性を上げるためにはインプットを減らせばいいのです。

・今、日本で生産性が最も高いのは、働きながら子育てをしているワーキングマザーです。彼女らは国政的に見てもとても生産性の高い人たちです。

・大事なのは、ありえないと思えるくらい時間の足りない予定表を作ることです。そうしないと生産性は上がりません。

・時間に余裕がある間は、たとえ自分では本気を出しているつもりでも、やっぱり100%の力は出ていません。

・多忙な現代に生きる私たちには「いつかヒマになるとき」はやってきません。やりたいことがあるなら、その時間を確保できるよう生産性を上げなければなりません。

・「仕事が終わらない」「やることが多すぎる」「私は仕事が遅い」と悩んでいる人の多くが「働く時間を増やす」という暴挙に出ます。そんなことをしたら生産性はますます下がってしまいます。

・平日昼間の情報番組を観ているのは子育てを終えた50代以降の専業主婦や定年退職した高齢男性が多いため、こうした番組には、「家事と育児をすべて自らこなす女性への賛美」が溢れています。こうした現実離れした価値観を、現役世代より数が多いシニア層に向け、公共放送が先頭に立って刷り込んでいく。

・人手不足の原因となる「ひとりで全部やれ」思想。

・「全部やる必要がある」と考えている人の多くは、やれば終わることからやり始め、付加価値の低い作業で仕事時間を埋め尽くしてしまいます。

・私はもう10年以上前から、「すべてのメールに返事をする」のをやめています。本来はメールについても、「重要なメールに返事をし、その後に時間が余ったらそれ以外のメールにも返事をする」のが正しい時間の使い方です。

・最近は、「自分がやりたいこと以外には、できるだけ時間を使いたくない」という人をサポートする商品やサービスが増えています。

・ネット書店で売れるのは有名著者の本、テレビやネットが取り上げた本など指名買いされる本ばかりで、ブームの起点を作ることができません。

・電気自動車や水素自動車が普及するかと言われたら、私にはよくわかりません。これらの今のガソリン車に比べて、何の生産性をどれくらい向上させるのでしょう?

・「ネット投票では個人の自由意志での投票が確保されない」とか「ハッキングされて結果が操作されたらどうするんだ」といろいろ心配する人(=できない理由を探すの好きな人)はいつまでも残ります。

・みんな、これ以上豊かな生活のイメージが思い浮かばないため、お金があれば何が欲しいかと聞かれても「特に欲しいものはない」などと答えてしまうのです。

・先進国の多くがデフレに見舞われ、金利をマイナスにまで下げざるをえなくなっているのは、いくらお金を供給しても、みんな欲しいものがなくてお金を使わないからです。

・高度成長期の若者がクーラーや自動車のある豊かな生活に憧れたように、これからの若者は週休3日、通勤時間ゼロ、待ち時間ゼロの豊かな生活に憧れるようになります。

・自分たちが収めた税金を「候補者の名前が書かれた紙を数えるための人件費」に投入したいか、それとも、他の行政サービスのために投入したいか、選ぶ権利があるということです。

・最低賃金の引き上げに反対し、海外からの労働者受け入れに積極的な企業というのは、安い労働力が豊富に入手できないとビジネスが成り立たない生産性の低い企業です。

・人間は眠る必要もあるし、飲んだり食べたりする必要もあるので、1日のうちの稼働時間がキカイの3分の1から半分しかありません。

・日本の祝日数は先進国の中では一番多いのですが、これは有給休暇の取得率が低いため、祝日を使って強制的に休みを増やし、年間の総労働時間を減らそうとしているからです。

・リーダーシップもないのに肩書きだけで上に立つ管理職から否定的な意見を言われたり、余分な書類の作成を求められたりすることも多々ある。

・今まで、フリーランスとして「売れる」というのは「多忙になる」ということだと思っていた。でも本当の意味で「売れる」というのは、「自分のペースで仕事を選んでいても、仕事の依頼が途切れない」ということだ。

・1日18時間働けばできる目標を与えると、みんな18時間働きます。それでは単なる長時間労働にしかならない。でも100時間かかる目標を1日分として与えれば、みんな仕事に優先順位をつけなければならなくなる。仕事のやり方も変わります。



自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

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  • 作者: ちきりん
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016/11/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

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  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016/11/25
  • メディア: Kindle版



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『どアホノミクスの正体』 [☆☆]

・Donald Trumpのtrumpの後にeryをつけるとtrumperyになる。これでトランペリーとなる。このトランペリーの意味を辞書で引けば、次の通りだ。「見かけ倒しの無価値な物、くだらない物……がらくた」。ね? 名は体を表す。

・幼児的凶暴性は、実を言えば、とても防御的だ。自分が攻撃されたと思うと、パニックに陥ってしゃにむに反撃する。被害妄想に基づく自己防衛だ。

・歴史の表舞台はたいてい勝者の史観でつくられたものです。敗者の史観は大衆小説作家が書き残すもの。敗者の史観は敗者自らによって語られるのではなく、第三者によって語られる。

・アチーブメント志向で、権力の中枢にいたくて、追いつめられると我を張ってむきになってしまう。いつも正しいと思われていたいがゆえに嘘をついてしまう。

・ヒラリーがここまで来られた唯一の理由は、彼女が女性だったからかもしれない。男性だという他に何の取り柄もないのにいいポジションについている人がいるのと同じように、ある意味では、女であるという以外に取り柄がない。ヒラリーが男だったら全然だめだったかもしれない。

・国民皆保険的な社会保障制度をあそこまで敵対視するという発想が幼稚ですし、その意味を理解しようとさえしていない。そのような人がトランプ勝利の原動力となってしまった。

・国々が交易を通じて互いに依存し合うことが、喧嘩の歯止めになる。そこからさらに踏み込んで考えると、ひょっとすると世界中の国々が食料自給率がゼロになることが、全世界的に相互依存的に生きるための理想的な姿なのではないかとも考えるのです。

・国家に公を独占させないということですね。日本の場合、特にそれを強調しておく必要がある。国家と言えば、すなわちそれが公共であるかのような誤解がありますから。

・安倍政権は、何を保持=コンサーブしようとするのか。彼らは民衆の生活ではなく、たとえば天皇制をコンサーブする姿勢を打ち出す。

・天皇制は伝統があるものだと言われているけれども、国民に写真を毎日拝ませなければ維持できなかったような弱い伝統なのだろう。

・最初に採算を考えるのは、実は経済活動の本来の考え方ではありません。市場がどういう経緯で成立したかというと、はじめに人々のニーズがあったからで、ここで市場を作れば採算が取れるという発想から始まったものでは決してない。

・スターリン体制下では、文化領域では切手収集家とエスペランティストが顕著に弾圧されました。切手収集家は国際性を持つ趣味ですよね。海外との文通という国際性の窓になり得る。

・過去にあり得なかったこと、あり得たかもしれないことも、歴史の教訓なのだと思います。

・いやしくもジャーナリズムというのならば、必要以上に発行されたお札はすべて偽札であると論じるくらいの視点を持て。

・信用されているかどうかが、通貨が通貨であるかないかの核心です。その意味ですべての通貨は基本的に仮想通貨なんです。

・記者の先には一般の人たちがいて、記者たちはその代理として質問をぶつける役割がある。どうして「そんな言われ方をしてもわかりませんよ」と言わないのでしょうか。政権側とメディアが業界用語を共有して同じ穴の狢になってしまっていることも、人々が経済を権力側に委ねてしまうという問題を増幅していると思います。

・白無垢が一番汚れやすい。「自分は中立です」とか「私は左派ではない」とか言う人が多いけれども、そんなものは人が評価することであって、自分で自己判定する必要はない。

・レッテル貼りなど、したい人にさせておけばいいんです。ダンテが言うところの「汝の為すべきことを為せ。そして、人をして語らしめよ」です。

・彼らがトリクルダウンと称してやろうとしていることの理念を問うことには理性が用いられず、トリクルダウンによってもたらされる作用や効果を述べることにのみ理性が使われていく。

・夏休みには「ヨーロッパに遊びに行く」という言い方をするのが、昔のイギリス的な感覚でした。つまり自分たちをヨーロッパの人間と思っていない。日本人もアジアというと、エキゾチックな印象を持ちますよね。自分たちにとっては異邦的なるものとして捉えている。

・官僚がはびこる社会は、言葉に対して責任がなくなる。立場が変わると、言うこと、やることを平気で変えるのが官僚です。

・鈴木宗男が土下座した。片山さつきも土下座していた。人々の中には、政治家の先生が土下座までしてくれたと喜ぶ人もいます。しかし私は、土下座をする人は、人に土下座をさせて平気な人だと思う。

・アダム・スミスが『道徳感情論』で、人間の始原の感性は人のために泣けることだと言っている。

・「リーダーシップが不在だ」などという言い方が近頃やたらと出てきますが、そんなに皆リードしてもらいたいのかと、私は不思議に思います。

・知識の切り売りに過ぎない。知識は考えるための素材に過ぎないのに。

・行間を読む能力、時代の本質的な危機を察知する能力、人の表情を見抜く能力、嘘を見破る能力……そういう生きた感性が弱くなっている。

・何か言われたら、皆が一斉に調べ始めて、そして同じサイトに到達する。だから結局、同じ回答になって、それで安心する。

・テレビのニュース番組で「自分にとって今年の一文字は?」と問われた安倍が、「変化」と答えた。キャスターが慌てて「一文字でお願いします」と訊くと、今度は「責任」と言う(笑)。一と二の区別がつかない。

・安倍が何を学んだかがよく見えてきます。「三本の矢」や「エンジンを吹かす」など、今日的メディアが使いやすいキャッチーな言葉を使う術を学びましたね。その証拠に、メディアが彼らから押しつけられた言葉をそのまま使うという傾向が大変強い。メディアが一度使った言葉は、またそのまま政権側が使う恐怖のキャッチボールですね。

・知性を疑われたくないという委縮、減点成果主義に対する委縮の傾向が世の中で強くなりすぎている。



大メディアの報道では絶対にわからない どアホノミクスの正体 (講談社+α新書)

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  • 作者: 佐高 信
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/12/21
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大メディアの報道では絶対にわからない どアホノミクスの正体 (講談社+α新書)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
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『キャスターという仕事』 [☆☆]

・テレビが伝える内容は単純で、複雑なことは伝えません。苦痛や飢餓を映し出して伝えることはできますが、複雑な政治問題や思想、様々な行為の重要性について伝えることはできないのです。

・わかりにくいことを、わかりやすくするのではなく、わかりやすいと思われていることの背景に潜むわかりにくさを描くことの先に知は芽生える。

・読んだり書いたりしていても、自分で使うとなると敷居の高い表現がある。しかし、自分で聞きながらその言葉を実際に使うことで、遠かったボキャブラリーが自分の中で使えるものに変わっていく。

・「クローズアップ現代」が目指したのは、情報をせき止め、ニュースの底流にある意味と変化を見つめることだった。

・テーマのすべてを知る必要はない。むしろ最初に抱いた疑問を忘れないようにする。

・もの知りになってしまうと視聴者との距離が離れる。

・キャスターの役割は、「自分の言葉」で語ることだと思ってきた。しかしそれは、「個性」を打ち出すことや「個人の主観」「私見」を語ることではない。

・新しい事象に「言葉」が与えられることで、それまで光が当てられずにきた課題が、広く社会問題として認識され、その解決策の模索が急速に進むということがある。

・トーク番組やバラエティ番組に求められるのが手持ちの言葉をどう操るかということだとすれば、ニュース番組というのは、その時まではなかった出来事を前にして、それをどう言い表すかという言葉を見つけないと届かない。

・「ねじれ」状態の中で行なわれた参議院選挙も、「ねじれ」状態を解消することが正常化すること、つまり衆議院と同じ政党が多数派になることが「正常」であるとの見方を流通させることにつながったとは言えないのだろうか。これはある意味、投票誘導行為にもなりかねない。

・曖昧な言葉で質問すると曖昧な答えしか返ってこないが、正確な質問をすると正確な答えが返ってくる。

・変わるというより壊れていく、それまで当たり前だった様々なこと。

・パニックを恐れた政府、自分たちの報道が混乱を引き起こすことを懸念し、安心安全情報を流すことに傾きがちだったメディア。



キャスターという仕事 (岩波新書)

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  • 作者: 国谷 裕子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/01/21
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キャスターという仕事 (岩波新書)

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  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2017/01/20
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