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『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』 [☆☆☆]

・「前例がない」ことを理由に改革案を潰すのなら、未来永劫新しいものは生まれないことになりますが、無能な人間は「先例通り」に生きることを好み、それを掻き回されることを極度に嫌います。

・民主政は平時にはうまく機能しますが、非常時になるとたちまち機能停止してしまうという致命的欠陥があります。

・民主政と独裁政は「決して両立し得ない対立したシステム」ではなく、「2つでひとつ」、お互いに欠点をうまく補い合って初めて政治はうまく機能するのです。

・絶望感が蔓延する社会の中で、未来に希望の持てない民がすがるのがいつの時代もどこの国も「宗教」です。

・市民生活が安定していたなら、いかにパウロがローマの各地で説法して回ろうが、人々の心に響くことは決してなかったことでしょう。そうなれば、イエスという人物が歴史に名を残すこともなく、キリスト教がローマ帝国に、そして世界に蔓延することもなく、その後まったく違った「世界史」が展開していたに違いありません。

・「中国五千年の歴史」という言い回しが使われることがりますが、これは中国政府が最近になって突然謳い始めたもので、ほんの数十年前まで「三千年」だったのに、いつの間にか「四千年」になり、最近になって「五千年」を謳うようになりました。

・破壊者になりきれない者は、決して新時代を切り拓くことはできません。

・大きな時代の転換期には「過渡期」が必要となる。必ず「新旧両時代の特徴を入れた折衷システム」を「接着剤」として新旧時代の間に挟まなければ決してうまくいきません。

・人は、困難に当たって一度でも「逃げ」の選択をしてしまうと、あとはなし崩し的に「逃げ」続けることになり、衰滅していくものです。

・戦乱の時代であれば「実績」を前にして無能は黙らざるを得ませんが、平和な時代においては、すぐれた人物が実績を上げる機会がないため、才人と無能が争えば、汚い裏工作に長けた無能の勝利に終わることがほとんどとなります。

・イスラーム帝国の拡大を支えていたのは「宗教的情熱に燃える命知らずの兵」たちのおかげだということはすでに触れましたが、その彼らは帝国の拡大とともに莫大な富を得ると、たちまち「命」が惜しくなります。

・「カリフには神の声が聞こえるわけでもないのに、ムハンマド様と同等っておかしいのではないか!」と疑念を持つ者が現れるためです。これを抑えるのに有効なのは。「説得」ではなく「考える余裕を与えないこと」です。このため、ムハンマド亡き後の教団にはどうしても「外敵」が必要でした。

・社会を腐敗させ混乱と戦乱を誘発させている最大の原因が「平和」であることを理解している人は少ない。

・いつの時代もどこの国も、社会の腐敗は平和の中で醸成されますから、平和が長く続けば続くほど、腐敗は社会の隅々まで行き渡り、いったん平和が破れたとき、次にやってくる混乱の時代は長く悲惨なものになります。

・人類は狩猟・採集・漁労といった「獲得経済」によって日々の糧を得ていましたが、1万年前になって初めて「農業」を始めました。この「獲得経済から生産経済への移行」のことを「生産革命」といいます。

・日本において、クレジットカードが普及し始めたとき、クレジットカードの仕組みが理解できない者によるカード破産者が続出しました。たかがクレジットカードでこの有様ですから、産業革命のような革新的変化についていけない者が続出するのは当然のことです。

・16~18世紀までが「商業資本主義」、第一次産業革命以降は「産業資本主義」という新しい資本主義段階へと移行します。ちなみに、第二次産業革命以降は「独占資本主義」、1930年代半ば以降は「修正資本主義」となって現在に至ります。

・蒸気機関では出力が低すぎて、車に蒸気機関を乗せただけでは進みませんでしたから、鉄のレールを敷いて摩擦を極限まで減らして走る(機関車)のが精一杯でした。

・「国民の戦争」は「国王の戦争」より恐ろしいものとなるだろう。敗戦国は荒廃するのは当然、戦勝国すら致命的な混乱と疲弊をもたらすだろう。チャーチルがこの発言をしたのは、第一次世界大戦が勃発する13年も前のこと。

・戦後、連合国側の喧伝によって、第二次世界大戦の責任をヒトラー個人に押し付け、彼は「20世紀の怪物」と呼ばれたりすることもありますが、そもそも彼を産み、育んだのは他でもないイギリス・フランスだということを忘れてはなりません。

・20世紀に入ると「世論」がじわじわと力を持ち始め、それはまもなく「武力」をはるかに凌駕するものとなり、もはや「世論を味方に付けなければ戦争に勝てない」という時代が到来したとき、ヨーロッパは衰勢の一途を辿っていきます。

・イギリスが「膨大な黒人奴隷の屍」の上にPax Britanicaを築いていったように、アメリカもまた「膨大なインディアンの屍」の上に、これからPax Americanaを築きあげていくことになります。

・白人の繁栄は、常に「膨大な有色人種の屍」の上に立つ、たいへん「血なまぐさい」ものだということを歴史から学ばなければなりません。

・1854年、「南部憎し!」の議員たちが結集して生まれたのが、現在まで脈々とつづく「共和党」です。南部議員は「民主党」を権力基盤として対抗していました。

・貧富の差の拡大。これは、国家にとって「死に至る病」で、これまで歴史上に現れたどんな超大国も、この問題を解決できない国は、確実に亡んでいくことになります。

・敢えて「Golden Age(黄金時代)」とはいわず、「Gilded Age(金ピカ時代)」とされるところに、そうした皮肉的な意味合いが込められています。

・すべての時代は、その時代ごとの「前提条件」に支えられて成立しているため、条件が変われば時代も変わらざるを得ない。

・ヴェトナム戦争には、SEATO(東南アジア条約機構)軍、韓国軍も参戦しており、韓国軍も米兵と一緒になって無抵抗のヴェトナム民間人に対して虐殺・強姦の限りを尽くしています。

・もはや戦争の勝敗を決めるのは「武力」ではなく、「世論」を味方につけた方が勝つ時代となっていたのです。ヴェトナム戦争は「戦地の映像がリアルタイムで全世界に報道された初めての戦争」でした。

・何かと「極東の島国」と小バカにされる日本ですが、ヨーロッパの国の中で日本より面積の大きい国は、ロシア圏を除けばフランス・スペイン・スウェーデンくらいのものです。

・せいぜい新聞の見出しやテレビのコメンテーターの言葉を聞きかじり、それを無検証に鵜呑みにして、さもそれを「自分の考え」のように知ったかぶるのが精一杯です。

・民主主義というのは「一般民衆に政治・経済・外交の決定権を与える」というものです。しかし現代のように、「政治・経済・外交について何ひとつ理解していない民衆」にその決定権を与えるというのは、喩えるなら「あんな鉄の塊が飛ぶなんて信じられん!」と宣う男に乗客を満載したジャンボジェット機を操縦させるようなものです。

・その時代に100%合わせるのではなく、80%だけ合わせて、20%の遊びを残しておく。その遊びがあればこそ、次の時代への変化に適応できるのです。



「覇権」で読み解けば世界史がわかる

「覇権」で読み解けば世界史がわかる

  • 作者: 神野正史
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2016/09/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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『君が衛生兵で歩兵が俺で』 [☆☆☆]

・戦争を起こす軍隊は三流だよ。存在することで敵に攻撃させない。それが一流の軍隊だ。

・六四式小銃は、もう第一線ではほとんど引退している古い銃だ。どのくらい古いかというと、もしベトナム戦争に持っていったとしてもまったく違和感がないレベルである。

・将校は頭で勝負、なんでも屋で責任だけはやたらと重い転勤地獄。下士官は専門家として将校を支え、兵隊を指揮。兵隊はだまって上官の命令を実行。これが世界共通の「軍事業界の相場」である。

・無能とは、結果が伴わないことを言うんだ。

・基本的に陸自のノリは、「明るい刑務所」的なところがある。

・治安出動は「伝家の宝刀」だからな。よほどのことがないかぎり、発令したら歴史に残る物笑いのタネになる。

・では自衛隊は何かというと、戦力ではなく「実力」だというのが政府の立場だ。

・国家とは、国民そのもの。そして戦争とは、命と誇りを賭けた外交の延長です。

・指揮官の不屈の闘志は、その従僕の魂に火をつける。

・世界中に理不尽にドルをバラまくアメリカに対し、各国の中央銀行が取れる対策は一つしかない。それは、余ったドル札を「アメリカ国債」という形でアメリカに戻し、通貨の流通量のバランスをギリギリのレベルでたもつことだ。

・首相の言葉を引くならば、「自衛隊が行くところが非戦闘地域」なのだ。前線や現場から遠のくと、現実は常に楽天的な思考に取って代わられる。

・人もいる。武器もある。なのに国家の意思がないために、反撃だけができない。

・自衛隊から戦死者など出しては、今後の「国際貢献活動」にとって不都合だ。そのためには、事故死ということにして真実を封印してしまうのが一番いい。断言してもいい。これから自衛隊がどれだけ活動を続けようと、他国の軍隊で何名死のうと、自衛隊から「戦死者」が出ることは絶対にない。

・戦いの本質が互いに異なる「意志の衝突」である以上、それを現実のものにするためには「道具」が必要だ。だから歩兵は自分の銃をメンテナンスし、しっかりと管理しなければならない。

・車が楽しいと書いて、轢くと読むのよ。

・外交の先にある戦争がはじまれば、敵対する国々は「武力紛争法」という「スポーツマンシップにのっとった」ルールに従って、互いに暴力を振るいあう。

・死ぬべきときに死ななければ、あとに待つのは堕落だけ──。

・口でいくら反戦や平和を叫んでも、現実に「力」がなければ意味がない。日本が宣戦布告される可能性は、どんなときでもある。



君が衛生兵で歩兵が俺で (スマッシュ文庫)

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  • 作者: 篠山 半太
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『<意味順>英作文のすすめ』 [☆☆☆]

・日本語では語句の順序を変えても意味は変わらないけれども、助詞を変えると意味が変わってしまうのです。言い換えると、語順よりも助詞の働きに大きな意味があるということです。

・英語ではその後がどこに置かれるか、つまり語句の順序が重要な鍵となります。日本語の「が」や「を」に当たるものを使わないかわりに、順序によってその意味を表しているからです。

・[だれが] [する(です)] [だれ・なに] [どこ] [いつ]という意味順では、文型を学習する段階では文法用語をほとんど使いません。補語と目的語の違いを考えなくてもすむのです。([する(です)]の意味から自然と理解できるようになります)。

・現在の研究では、英語の文は、一般に、7つの文パターンに分類できるとされています。日本の学校文法として教えられている5文型は、そのうちの5つです。

・英語には、長い内容は後ろに置くという傾向があります。ですから、[だれが]ボックスの中身が長い場合、その内容を後ろに移動させることがあります。この場合にも、[だれが]ボックスを空にしないで、Itを入れておきます。

・「be going to=~するつもりだ」と教えられることがあるようですが、be going toの「つもり」は、「必ずそうするつもり」「そうすることにしている」「そうすることに決めている」という場合に使われるのが普通だからです。ですから、「そのつもりだけど、でも、どうなるかよく分からない」という、不確かな「つもり」のときには使わないほうがよいでしょう。

・一般に、to不定詞は「まだ起こっていないこと」(未来の事柄)を、一方、動名詞は「すでに起こったこと」(過去の事柄)を表します。





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  • 作者: 田地野 彰
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