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『日本人のための英文法』 [☆]

・私がつくづく思うのは、日本語の「助詞」のすごさである。たった1文字を変えることにより、文の構造や意味が一変してしまう。また、「助詞」の働きひとつで、名詞の順序をいかように変えても、すべて意味のある文章にしてしまう。

英語には、もちろん「助詞」はない。「助詞」の表わす「…は」や「…を」などの格関係は、すべて語順で示される。

・原則として、英語の文はすべて「動詞文」である。これに対し、日本語には、「動詞」の欠如した「形容詞文」や「形容動詞文」がいくらでも存在する。

・「時制」の考え方には、もはや流れる時間は存在しない。「過去が現在になる」とか、「現在が未来になる」という「時間の流動性」は考慮されない。

・He was a novelist.と言ったら、「彼は、今はもう小説家ではない」ということを示している。He will be a novelist.と言ったら、「彼は、今はまだ小説家ではない」ことを示している。過去と現在と未来は完全に分断され、むしろ対立的な関係にあるのである。



日本人のための英文法 (ちくま新書)

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タグ:晴山陽一
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