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『ニセ科学を10倍楽しむ本』 [☆☆]

・腐敗と発酵は同じものなんです。微生物が作り出すものが、人間の役に立つものであれば「発酵」と呼び、役に立たないものなら「腐敗」と呼んでいるんです。

・デルタ波は、統合失調症や認知症の人だと増えることがわかっています。

・人間はみんな、過去のことはあまり覚えていません。新聞やテレビで騒がれた殺人事件のニュースにしても、何年かしたらみんな忘れてしまいます。若いころに来た事件のことを覚えていないから、「わたしの若いころは殺人は少なかった」と思ってしまうんです。

・政治家や評論家の中にもよくいます。「今の若者のモラルは崩壊している」とか「今の若者はキレやすい」と言う人たちがね。本当は今の若者のほうがずっとおとなしいのに。データを見ようとせず、自分の印象だけで語るのは、間違いの元なんです。

・2001年にアメリカの2人の科学者が、ゲームに含まれる暴力的な内容についての研究をやったんだけど、もっとも暴力的と判定されたゲームのひとつは<星のカービィ64>だって。

・塩化ナトリウムのLD50(半数致死量)は、体重1kgあたり3~3.5gぐらいとされている。体重60kgの人だと、180~210gだね。うすくちしょうゆの塩分は、18~19%ぐらいだそうだ。これから計算すると、うすくちしょうゆの半数致死量は、1000ccぐらいということになる。

・すべての物質は毒であり、毒でないものはない。毒かそうでないかの違いは、量の違いだけだ。

・単純な思い込みで、食品をいいものと悪いものに分けるような考え方を、「フードファディズム」という。

・たまにしか空を見ない人が、山に飛んでゆくカラスの群れや、ありふれた飛行機雲を見て、「異常だ」と思ってしまうのかもしれない。

・放射能というのは、放射線を出す物質とか、物質が放射線を出す能力のことを言うのよ。銃にたとえるなら、放射能は銃で、放射線は弾丸ね。銃と弾丸が違うように、放射能と放射線はきちんと区別しなくちゃいけないの。

・ホメオパシーだけじゃないけど、こういう現代科学に反する療法を信じている人は、まともな医学を否定することが多いんだ。「病院へ行くな」「薬を飲むな」「予防接種を受けるな」と患者に教える。

・ふつうなら、おかしな答えが出たら、自分の考えがどこか間違っていると思うものだ。ところがどういうわけか、「相対論に間違いを発見した!」と早とちりしちゃう人が多いんだよ。

・きっと彼らにとって、真相の究明なんかどうでもいいんだろう。アメリカ嫌いの人たちが、アメリカ政府への悪口を流し続けたいだけなんじゃないかと思えるね。

・主観なんてあてにならない。自分の目で「……のように見える」からといって、その通りとはかぎらないんだから。

・『ゲーム脳の恐怖』を信じてしまった人たちは、「ゲームには害があってほしい」という願望があったんだと思う。創造論を信じる人たちも、「人間の先祖がサルであってほしくない」と願っている。でも、そう願っているからといって、それが事実ということにはならない。

・ニセ科学に騙される人の多くは、ちゃんと高校や大学を出ているはずだ。でも、習ったことを忘れてしまっている場合が多いんだ。いくらテストでいい点を取っても、それを実生活で応用できないんじゃ、何のための勉強かわからない。



ニセ科学を10倍楽しむ本

ニセ科学を10倍楽しむ本

  • 作者: 山本 弘
  • 出版社/メーカー: 楽工社
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 単行本



タグ:山本弘
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