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『書物幻戯』 [☆☆]

・道具が何を考えていたのかを、あれこれ推測してもしかたありません。重要なのは、あなたさまを雇った何者かの意図のほうです。

・ドイツ人も、この前の戦争に敗れてから、冗談を覚えたのね。余裕がなくては、勝負事はものにならないわ。

・どんな組織でも、大きく、強くなるにつれて、獅子身中の虫を抱える。

・イギリス政府は、長らくMI6の存在を認めてこなかった。公的文書や政府発表にあっては、MI6の名は、ただの一度たりとも記されることがなかったのである。諜報機関というものの本質を示すエピソードであるといえよう。

・SISの歴代長官は、自分の姓ではなく、その頭文字をコード・ネームに使ってきた。裁可を求められた書類にサインする場合にも、姓名ではなく、頭文字を緑のインクで書き込むのが常なのである。

・イランでは、ネクタイは西洋の象徴であり、反イスラム的だとされているから、たとえ公式の席であっても、着用は御法度なのだ。

・ひとが本を焼くところでは、ついには人間も焼かれるようになる。

・彼らといえども無分別にテロを行うわけではなく、ゲームのルール、すなわち国益を守るという原則を守って動いている。

・歴史上、しばしばあることだけれど、功績をあげ、英雄として讃えられた男は、しだいしだいに自我を肥大させ、国家の利害よりも、おのれの信念を優先させる。



書物幻戯 (講談社ノベルス)

書物幻戯 (講談社ノベルス)

  • 作者: 赤城 毅
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/06/07
  • メディア: 新書



タグ:赤城毅
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