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『一生モノの英語勉強法 「理系的」学習システムのすすめ』 [☆☆]

・話し手から見ても聞き手から見ても、ペンが一本であることは明らかですから、「明らかなことはわざわざ口に出さなくてもいい」というのが、日本語の感覚です。それに対して、英語では「明らかに一本なのだから、わかっていることは明瞭に伝えよ」という姿勢があるのです。欧米人にとって、「わかっていることを明瞭に」言えない人は、社会でうまく暮らしていくことができません。

・人間のコミュニケーションは、「教養」があればあるほど円滑に進んでいきます。と言っても、決して堅苦しく考える必要はありません。言うなれば、話のネタをたくさん持っており、どんな人とも楽しく会話できる、というようなことなのです。

・一度や二度くらい完璧に弾けたところで、練習が終わるわけではありません。むしろ、完璧に弾けたという時点が「スタート」なのです。いつリクエストされても同じように弾けるまで、数限りなく練習を続ける必要があるのです。

・特に、発音練習では「慣れ」が大切なので、「毎日練習する」ことを絶対的なルールにしましょう。毎日であれば、たった五分でもよいのです。

・英語を「読む力」をつけることを念頭において戦略を立てます。以下の八つの文法単元(初級編四つ、上級編四つ)を優先して学習するとよいでしょう。初級編:文型(特に第4文型と第5文型)、完了形、接続詞、句と節(参考書によっては、章立てされていない場合もあります)。上級編:強調/倒置(挿入/省略などと一緒になっている参考書もあります)、否定、仮定法、無生物主語の構文。

・最初に「専門用語」を振り回して、初学者をオドカスのです。これは自分に学問上の自信がない学者がよくやる手です。

・文法参考書は、購入してから一気に学習するとよいのです。

・「文法は暗記した後で理屈をつける」というのが王道です。ある程度「暗記」して頭に蓄えてから、「理屈」で定着させるとよいのです。

・ちなみに、「たくさん読む」とは洋書の数十冊分、また「大量に聞く」とは音声教材にして数百時間分をこなして、初めて意味があるものです。

・多読は、「読むスピードが上がる」「英語を英語のまま理解できるようになる」といった効果が期待できる訓練法です。

・特に日本では、中学・高校の六年間で目にする英文量が絶対的に不足していますので、自分で多読訓練を行なうのは、効果的というよりもむしろ必須だと思います。

・実は、こうした動詞の語法に強くなることが、英語が読めるようになる最も大切な要素なのです。英語が得意な人は、こうした語法を辞書で確認するのが好きな人でもあります。

・普通は日本語に訳出されないようなitやaなども、下書き段階では「それ」「ある一つの」と、きちんと訳してみましょう。たとえば、I am a student.をあえて「私は一人の学生です」と訳すことで、英語のaの感覚が身についてきます。

・英語力を短期間で倍増させる究極の復習法があります。「音読筆写」という方法ですが、文字通り、音読と筆写を合わせた練習です。具体的には、(1)英文を音読する、(2)音読した部分を瞬間的に記憶し、ノートに書き写す。これだけです。

・素材は、英字新聞から気になる記事を見つけたり、仕事や趣味に関する英文を選んだりしてください。自分が気に入った文章を使うのが、長く継続するための大事なコツです。

・「リード・アンド・ルックアップ」(read and look up)という音読法をお薦めします。これは、英文を一文ごとに黙読し、瞬間的に記憶した後で、顔を上げて音読をする、というものです。

・一般的な英語のコミュニケーションの9割をカバーするには、3000語が必要とのことです。つまり、基本的な3000語さえ覚えれば、会話や文章の大部分が理解できるということになります。

・どんなに忙しくても、何があっても、英単語に触れるようにします。たとえ数分であっても、毎日必ず英語を「見る」のです。

・実は、「毎日触れる」とは、英単語の習得に限らず、教養を身につけるための読書にも当てはまります。カバンの中には、古典作品の岩波文庫などが入っているのです。いつでも、どこでも、「学習スタンバイ」の状態にしておくこと。これは、仕事や勉強のさまざまな場面で活用できる汎用テクニックなのです。

・私たちが日本語を話している時も、文章をゼロから生成しているのではないのです。言いたいことが高速で口をついて出てくるのは、あらかじめ頭の中に蓄えられている文章を再生しているからです。

・あなたの英語力はゼロではありません。いくら英語ができないといっても、ギリシャ語やスワヒリ語ができないというレベルとは比較にならないほどの差があるはずです。

・お薦めするのが、「自分について語る英文を覚える」という方法です。ネイティブ・スピーカーと会話をする時に話題になりそうな身近なトピックを題材にした英文を事前に用意しておくのです。

・英会話教本で他人のセリフを覚えても、自分のセリフが白紙のままならしゃべれない。自分のセリフを持っているからこそ、即興の会話もできるようになる。

・長い企画などを作成する際には、「三脚法」が有効です。全体の構成を三部、三章、三節に分けることで、比較的楽に文章が書けます。

・今や携帯型音楽プレーヤーは、リスニング学習に欠かせません。音声教材をいつでもどこでも再生できる環境を、学習の最初に作り出しましょう。





一生モノの英語勉強法――「理系的」学習システムのすすめ(祥伝社新書312)

一生モノの英語勉強法――「理系的」学習システムのすすめ(祥伝社新書312)

  • 作者: 鎌田 浩毅
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2013/03/02
  • メディア: 新書



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