So-net無料ブログ作成

『理系に学ぶ。』 [☆☆]

・落語にしても歌舞伎にしても、師匠の真似をするところから始まっていますよね。その上でどうしても真似できない部分が、弟子のオリジナリティなんですよ。

・日本人はルールを守るのが好きですからね。

・今は短い時間で答えを出すようなゲームばかりが流行っていますが、昔の智将と呼ばれる人たちはけっこう優柔不断で、長いことあれこれ考えてから答えを出している。将棋はそういうスタンスの訓練になるんです。

・数学を僕はそれまでAならばB、BならばC、ゆえにAならばCという三段論法で積み上げるものだと思っていたけど、それじゃだめなんだって。そいつがやったのは、AならばXってジャンプだったんです。

・何でもまず要素に還元する。どういう要素でそれが成立しているかをいつも考えています。換言すると、可能な限り言語化するわけです。

・作り手は映画を観て、ただ感動していてはだめで、ちゃんと観方がある。最初は普通に観て、例えば自分が泣いたシーンがあったら、観終わった後にそのシーンを観直して、映像で泣いたのか、音楽で泣いたのか、俳優の芝居で泣いたのかを、自分の中で要素還元することが大事だ。

・実は現実が、概念の世界を超えてたりもします。僕たちにはまだ見えていないだけなんです。

・最初は反対意見が多いものの方が実際に売れたりするものだと思います。普通じゃないというのが大事なんじゃないですかね。

・ゲーム文化全体はというと、専用機がどんどん高性能になって、世の中とはあまり関係のない豪華で高価なものに進化してしまったのかなと。だから、スマホおかげでゲームがまた日常に落ちてきたとも感じていて。

・人間の脳は、自分の予想に反したり、見たことがない展開に感動するようにできている。

・日本という国は上の世代に理解してもらわないと、世の中が動きません。

・自己保存や種を増やしたい欲求を持つ「生命」と、目的を与えられて賢い振る舞いをする「人工知能」は混同すべきではないと思います。

・人間の心は予想していたことがその通りに起こっても、動かないものだと思うんです。がたっと予想が外れたときに、はっとしたり、笑ったり、感動するので。

・何か高い要求をされたときに「できないことじゃない」と自分に言い聞かせられるかどうかは、要求に近いことを今までに何回もやってきたという根拠を引き出しから引っ張り出せるかどうかだと思います。

・今の世の中は情報や流行が人を囲い込むところもあって、携帯電話だったらスマホを持ってないといけないとか、そういうグルーピングが以前より新しいものを作りにくくしている。

・みんなでわいわいやるのも楽しいんですけど、結局、小学校の頃に「みんなで宿題やろうぜ」って言ったところで、はかどらなかったのと一緒です。

・よく「目玉おやじくらいのサイズのロボットを作りたい」という表現を使うんですが、目玉おやじって、ただに一度だって敵を倒したことはないけど、敵の弱点を教えてくれる情報端末じゃないですか。

・でも東日本大震災の原発事故の処理に投入されたのは、シンプルで頑丈な海外製のロボットだった。つまり、日本のロボットは研究から抜け出せていなくて、産業として成立しないまま、水をあけられている。

・いいものを作れば世界に通用するという日本のものづくりのモデルはすでに崩壊している。胴元のルールを理解しなければ。

・警告をいくらしても不幸になっていく選択をする人はいますよね。

・最近はIQよりセルフコントロールの概念を植え付けることが大事とされていて、自分を律することを覚えた子供は、学校でのドロップアウト率や失業率や犯罪率も低い。

・「数字に強い人」というのは、数字が的確に読めるとか、数字をあるがままに受け入れられるとかだけでなく、数字から人間の次の行動を抽出できる人でもある。

・英語で「ダーク」と言うと暗黒という意味になりますが、「アットダーク」と言うと「よくわからなくて困っている」という意味になって、「ダークマター」には「まだ正体不明」という解釈が込められているんです。

・共通の言語を学ぶわけですが、それが数学です。数学者が言葉を作る専門家で作家みたいなもの。僕ら物理学者は作家からもらってきた言葉を使って仮説のストーリーを作る。

・今までは自然の力が大きくて、そこからエネルギーを採って経済が伸びたり個人が儲かったりしたんだけど、今そんな感覚で科学技術をやったら、世の中そのものが消えてしまう。



理系に学ぶ。

理系に学ぶ。

  • 作者: 川村 元気
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



理系に学ぶ。

理系に学ぶ。

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: Kindle版



nice!(0) 
共通テーマ:

nice! 0