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『ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン』 [☆☆]

・正義の味方の、本物と偽物の見分け方を知ってるか? 自分で自分のことを「正義の味方」なんて言わないのが本物なんだよ。

・楽しいかどうか、それだけが行動原理であり、その基準はお世辞にも道義的とは言えない。他人が弱るのを見るのはいつだって楽しいのだった。

・進化に於いて、極端な存在が生まれ出るのはたいていの場合、過酷な環境のなかで必死に足掻いたものが新たな形質を獲得する。

・すべての行動は世界そのものと連動しているんだ。君が、自分のしていることがささやかなことであり、大ぜいに関係ないとタカをくくることが、そのまま世界の無責任さにつながっているんだよ。

・君に黙って勝手なことをした友だちを許せないのか、それとも信頼されなかった自分の至らなさに怒っているのか、どっちだろうね。

・正義の味方はいいとして、それに守られる連中が屑ばっかりだったら――その価値があるのかな。

・ほとんどの人間は、自分が愚かであることを、それほど悪いことだと思っていない。それどころか、それ故に自分が善良で、間違っていないと思い込むんだよ。

・彼らの最大の問題は、自分たちが充分に賢いと思い込んでいることさ。君みたいに、わからないんだったら、がむしゃらに馬鹿になって突っ込むということができない。

・あまりにも頭が良すぎたために誰とも話が合わなかったのだが、孤立していたという点で、超優等生と劣等生は同質なのだ。

・考えの底は浅い……しかし今は、その浅さが恐ろしい。何をしてくるか。

・サイドキック──それはヒーローコミックなどで、主役の相棒として出てくる子供のことなのだ。明智小五郎に対する小林少年などがそうである。

・爪弾きにされて育ってきたから、他の者たちと一緒に何かをするということ自体に慣れていないのだった。

・それはこれまで、彼女が人生で一度も意識したことのない感覚だった。彼女が感じていることを、誰も感じていないということに対する不快感。それは「孤独」という気持ちだった。

・他のヤツに利用されて、いいように使われたくなかったら、できる限り手の内は隠しておいた方がいいんだ。

・ウサギという連中は、環境の変化やストレスなどに極端に弱い癖に、異常なまでに自分の弱みを他の者に見せない、という習性がある。そのために飼い主が気づいたときには既に手遅れ。それがウサギという生き物なのである。



ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン (電撃文庫)

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  • 作者: 上遠野 浩平
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/07/07
  • メディア: 文庫



ブギーポップ・ダウトフル 不可抗力のラビット・ラン (電撃文庫)

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  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2017/08/10
  • メディア: Kindle版



タグ:上遠野浩平
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