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『「文系バカ」が、日本をダメにする』 [☆☆]

・彼らは専門バカにもなれない単なるバカだと思っていた。

・これからの時代は、知的に見える仕事でも、定型的な業務は、どんどんAIに置き換わっていく。

・数学の世界では、本を読まなければ考えられない人は数学者にはなれない、と言われている。先生から教えてもらわなければいけない人も数学者にはなれない。

・AI、ビットコイン、保険、年金、マクロ経済など、世の中には、数学が基盤になって動いている分野は多い。ところが、マスコミの人たちのほとんどは文系出身者ばかりで、数学的思考や数理的発想や技術的なことを理解していないから、そうした事象についてきちんと一般大衆に伝えられない。そのために、あまりにもレベルの低い報道が多すぎる。

・数学オリンピックは大学レベルの以上の問題だ。中学生にその存在を教えると、飛び級を認めるような格好になるから、「悪平等」教育が好きな日教組全盛の時代には、学校の先生が参加を勧めることはできなかったのだろう。

・「半日、この問題を考えていろ」と言われたら、普通の人はみなギブアップしてしまうだろうが、数学好きの人間には、それが面白い。長時間ズーッと考え続けるのが、数学の醍醐味だ。

・一生懸命に勉強して、いい大学に入ったという人は「神童」と言うより普通の「秀才」ではないかと思う。

・社会や国語など文系科目は、あまり差がつかない科目だ。平均点に近いところに得点が集中している。それに対して、理系科目はできる人とできない人では大きく点数が開く。

・単なるバカより専門バカの方がいい。

・法学部出身の人たちは、なぜ郵貯シフトが起こっているのか理解できていないので、「こんな変な現象が起こるのは、郵貯というものの存在自体がおかしいんだ」と言って、郵貯を廃止すべきとまで単細胞的に主張していた。

・「AIで起こりうること」というのは、すべて「プログラム化できるかどうか」という点に還元することができる。プログラム化できることは、AIによって起こりうる。プログラム化できないものは、AIを使っても起こりえない。

・失業率の下限(NAIRU)は計算することができる。国によって違いはあるが、日本の場合は、失業率の下限は2.5%くらいだ。失業率が2.5%になったときに一番低いインフレ率を計算すると2%となる。日本のインフレ目標が2%になっているのは、NAIRUのときのインフレ率が2%だからだ。

・登記、戸籍・住民票、年金記録など、役所には台帳で管理するものが多々ある。ブロックチェーン技術を役所の台帳に使えばメリットは計り知れないほど大きい。

・そもそも、脂ののった60歳までに数千万しか貯められなかった人が、その後の人生で何千万円も増やせると思うほうがおかしい。

・日本の保険分野になぜ外資がたくさん入ってきているかと言えば、日本人はカモだと思っているからだ。日本人は、保険の手数料にパーセンテージすらセールスレディに聞こうとしない。何十パーセントも手数料を取れて儲かるので、外資が参入してくるのだ。

・本来、財政というのはバランスシートで考えないといけない。負債と資産のバランスで見なければ財政のことはわからない。だが、財務省は、国の財政を語る時に、資産の話をせずに借金の話ばかりする。日経の記者は、財務省の言いなりに借金のことしか報道しない。

・マスコミの記者たちは「誰がこう言った」という話をつないでいってストーリーを作るのが好きだ。だが、そもそも本当のことを知らない人に取材しているのだから、そんなつぎはぎだらけのストーリーには何の信憑性もない。

・豊洲の地下水が「環境基準」を満たしていない、と騒がれた。「環境基準」と「安全基準」は違うものだ。本来はこの違いをマスコミが指摘すべきだったが、化学物質の話だったから、経済問題同様、文系記者はお手上げだった。

・左派の人たちは「株価が上がると、資本家が儲かって、労働者が損をする」と信じ込んでいる。「資本家と労働者の利害が対立する」というマルクス経済学のイデオロギーから抜け出せないのだ。

・理系人間は、どんなときでも、与えられた条件の中で一番いい解をみつけようとしてしまう。

・文系発想の人は、白紙に描くことは得意だと思うが、それにこだわってしまう。条件が変わっているのに、条件を考慮しないで、白紙に描いた絵しか見ない。

・文系発想の人は、条件を無視して「こうすべきだ」と主張したり、「増税反対」「金融緩和」などと一方的に主張し続けることがある。

・社会の中では、学歴は決定的な要因ではないということである。大学入学時点のちょっとした差などは、人生の中では「誤差」みたいなものだ。

・誰にでも、得手不得手があるのだから、それを一々「平等に」などと言っていたら、わけのわからない話になる。

・スポーツの分野でも、オリンピックに出るような子は、学校の外の専門的なところで能力を伸ばしている。と競争で手をつないで一緒にゴールさせるような世界に閉じ込めておいては、せっかくの能力をつぶしてしまう。



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