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『他人を引きずりおろすのに必死な人』 [☆☆]

・悪意の解釈をしてケチをつけていると、自分の品位が疑われると思わないのだろうか。

・関係性攻撃というのは、人間関係を悪意で操作することだ。悪い噂を流したり、不信感を煽るように情報をわざと歪めて流したり、仲間外れにしたりすることを指す。

・同じ年齢の人は同じ待遇であるべきという幻想。

・父性原理の特徴は、切断する機能にある。よい子と悪い子を区別し、強い子と弱い子を区別し、できる子とできない子を区別する。

・母性原理の特徴は、温かく包み込む機能にある。「よい子・悪い子」「強い子・弱い子」「できる子・できない子」などに区別することなく、みんな平等に扱おうとする。

・母性原理が強く働く日本の社会では、「みんな一緒」といった平等意識が強く、能力差を認めようとしないため、できる人物、成果を出している人物がいるとそれを妬み、引きずりおろそうとする心理が働きやすいのである。

・私たちは、他者と比べることで、自分は幸せなのか、今の生活に満足してよいのかを判断する。

・「反映過程」とは、身近な人物の優れた属性や業績の栄光に浴して自己評価が上昇する心の動きを指す。素晴らしい人物と自分を同一視すること(重ねること)で自己評価を上げるというわけだ。

・「比較過程」とは、身近な人物の優れた属性や業績との比較により自己評価が低下したり、反対に身近な人物の劣った属性や業績との比較により自己評価が上昇したりする心の動きを指す。

・友人の選択さえも、自己評価の維持に有利なように行なわれているのだ。その証拠として、自分にとって重要な領域では自分より劣り、あまり重要でない領域では自分より優れた友人を選ぶ傾向がみられる。

・「ずるい!」は努力できない人の言い訳。

・9割の人は「自分は平均以上」と思い込んでいる。

・自信がなく、劣等コンプレックスを抱えている人には、ただ事実を伝えただけでも自慢に聞こえたりするのだ。ゆえに、自慢話を控えるだけではうまくいかない。そこで、失敗談がよく持ち出される。

・ネット炎上に書き込んでいる人は、インターネット使用者の内のわずか0.5%程度と推定されている。

・期待が裏切られたときに、甘えが通じないことへの攻撃的感情が生じる。それが、すねたり、ひがんだりして、相手に嫌味を言ったり、無視したりといった攻撃的態度につながっている。いわゆる「甘え型の攻撃性」である。

・お互いに依存し合い、甘えを介してつながっている日本人の人間関係では、甘えが阻止されたときに、欲求不満による攻撃が生じる。

・甘えが充足されるかどうかは相手次第であり、こちらの意のままにはならないため、甘える者は絶えず傷つきやすい立場にある。

・攻撃的なスポーツで発散すれば、カタルシス効果があるなどとよく言われる。だが、それを支持するデータはほとんど見られない。むしろ、逆の効果を示す結果が圧倒的に多い。

・落ち込みやすい部下に親切にしても「パワハラ」で訴えられる。落ち込みやすく、気分の不安定な人とうっかりかかわると危ない。

・そもそも抑うつ傾向のある人物は、物事を否定的に捉える認知傾向を持つ。だから気分が沈むのである。物事を否定的に捉える傾向のある人物は、当然相手の言動も否定的に捉えやすいため、敵意を感じやすい。

・特に日本人は、就職を「就社」と捉え、職場の人間関係にどっぷり浸かり、職場を居場所にする人が多い。そのため、排除されることに対して、非常に過敏になりがちだ。

・自分のことにしろ、わが子のことにしろ、自己卑下的な言い方をする人は、それを否定してほしいのだ。否定してもらうことで不安を解消したいのだ。だから、相手が否定してくれないと機嫌が悪くなる。

・できない人に親切にしてはいけない。できない人は、「バカにされないか」「軽く見られないか」といった思いを抱えているからだ。「見下され不安」を抱えている。

・見下され不安の強い人物は、親切のつもりでアドバイスしてくれても、自分が助かったということよりも、相手の方が自分よりできるということの方が気になる。比較意識が刺激されやすいのである。

・落ち込みやすい人に励ましの声をかけない。抑うつは攻撃性と関係しており、落ち込みやすい人は攻撃行動を取りやすいことがわかっている。

・ネガティブな認知が、気分を落ち込みをもたらすと同時に、人の言動をネガティブに受け止めさせる、それが攻撃的な態度や行動につながっている。

・仕事で成果を出していない部下が、「自分は平均的な人以上に成果を出している」と本気で思っていることが多い。それをポジティブ・イリュージョンという。

・心理学的研究によって、ほとんどの人が自分の能力や業績を過大評価していることがわかっている。そのため、ほとんどのサラリーマンが「自分は適正に評価されていない」と思い込み、「自分は報わていない」という思いを抱えている。

・とくに「できない人」ほどポジティブ・イリュージョンが大きいこともわかっている。それをダニング=クルーガー効果という。

・議論によって、妥当な考えにたどり着こうとか、気づきを得ようといった感じではなく、相手を打ち負かすことで自分の優位を誇示しようといった感じがある。

・日頃の鬱憤晴らしにネット上で他人を攻撃している人は、それによってスッキリして、高まっていた攻撃性が低下しておとなしくなるどころか、ますます攻撃性が高まり、誰かを攻撃したくなる。

・ブログで靖国問題のことを書いたら炎上し、3日くらいで700以上のコメントがあったのに、IPアドレスをチェックしてみると、コメントしていたのはたった4人だっという。

・有名人や企業などの問題で炎上すると、つい攻撃に屈して謝罪したり、方針変更したりということになりがちだが、実は世の中のほとんどの人は何の問題も感じていない。



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