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『出口汪の「最強!」の話す技術』 [☆☆]

・考えてみると、私たちは生涯誰かと話し続けています。その話し方がうまいか下手かで、かなり違った人生を送るのではないでしょうか。

・考えられるとすれば、ひとつは頭の中が空っぽなこと。話すことがないのに、何かみんなの前で話さなければならないって、そもそも不可能だよね。

・他者意識が希薄だと、言葉は自然と省略に向かっていくんだ。そして、感覚でなんとなく分かり合っているような錯覚に陥っていく。

・世界は混沌としているけど、人間だけがそれを論理で整理し、その上で自分の感情や意志、意見などを人に伝えることができる。

・もし、論理語を使えなければ、感情語を中心とした話し方になる。「ウザい」「ムカつく」「ビミョウ」「ヤバい」など、物事を整理しないまま自分の感情をひたすら撒き散らすだけだ。

・感情語は犬や猫がワンと吠えたり、ニャンと鳴いたりするのと同じなんだ。赤ちゃんが泣くのも同じだね。

・なぜ不満なのか、相手に何を望んでいるかなど、一切説明せずに「ムカつくから、ムカつくって言ってんだよ」となる。それは、誰かがそれを解消してくれると無意識に思っているのだから、赤ちゃんが泣いているのと同じだ。誰も何もしてくれないと、突然キレるか、引きこもるしかなくなる。

・言葉は理解・記憶することではなく、習熟=身体化しないと自分のものになったとは言えない。

・論理さえ身につけたなら、「読解力」「記憶力」「思考力」「会話力」「文章力」「コミュニケーション力」など、すべてが同時に変わってしまう。まさに論理は万能の技術なんだ。

・論理とは学習・訓練によって習得すべきもので、論理的でないのはその人の性質というよりも、実はそういった訓練をしていないだけなんだ。

・無自覚だから、その話し方をいつまでも変えようとしない。おそらく死ぬまで周囲に迷惑をかけ続けるんだろうね。

・文章の場合は、最初に読者が関心を抱くエピソードを提示して、徐々に核心に迫っていくけど……そんな話し方はきっとうまくいかない。聞き手は結論は何だろうと考えながら聞くので、次第にイライラしてくるかもしれない。

・ひどい場合は、質問の形を借りて、実は自分の主張をしている場合もある。特に、国会中継などを見ていると、政治家がよくやる手口だね。

・ネットなどの議論が炎上したりするのは、自分の意見をまるで客観的な事実のように取り違えて、感情的な言説を書き込むからなんだ。主観的な意見と主観的な意見を戦わせても、それは議論とは言わないんだよ。

・論理という大変便利なものを習得しないなんて、信じられない。論理を習得したからこそ、論理を超えたものに向き合えるんじゃないかな。



出口汪の「最強! 」の話す技術

出口汪の「最強! 」の話す技術

  • 作者: 出口 汪
  • 出版社/メーカー: 水王舎
  • 発売日: 2016/05/30
  • メディア: 単行本



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