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『「ポスト真実」の時代 「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか』 [☆☆]

・私たちの時代は、事実が多すぎる時代である。多すぎる専門家による多すぎる知見と多すぎる情報によって、事実は過剰に供給されすぎているのである。

・人が一番嘘をつくのは、狩りの後と戦争の最中と選挙の前だ。

・繰り返し嘘をついたり騙したり、知覚や記憶を否定したりすることによって、対象とする人から正気を失わせ、操作できるようにすることを「ガスライティング」と呼ぶ。

・どんな相手に対してもすべて同じような紋切型の主張を繰り返すことは、効果的ではない。それは説得する側の頑なさを示すだけである。

・背景となっているのは、公務員叩きや大手メディア叩き、有識者叩きとして現れている「既得権益」への反感である。

・調べれば調べただけ、不安の種は見つかるものである。

・人々があからさまな悪意や差別を口にすることを指して「本音」と表現したりする。

・本腰を据えてネットで手に入る情報を集めれば、かなりのことがわかる時代にはなっている。官公庁や大学、図書館が保有しているデータもウェブ公開されることが増えている。

・シェアは、ネット上で流れてきた情報を、シェア者のお墨付き(シェア者の名前やコメント)を付けて再放流する作業だ。

・「東ロボくん」の東京大学の合格断念というニュースが注目を集めたのは、この続きの部分である。AIは文章が読めない。しかし実際にはAIより偏差値の低い受験者たちが8割を占めるのが模試の結果である。

・「お国のため」「家族のため」というほとんど大多数の国民の心からの願いが、泥沼の総力戦へと日本を引きずり込んだのである。

・電車で週刊誌の中吊り広告を見ただけで問題をわかったような気になって天下国家を論じる人も少なくない。

・ソーシャルメディアでシェアされる記事の信頼度は「どのメディアに掲載されているか」よりも「誰にシェアされているか」の方が重要な要素である。

・ソーシャルメディアの世界では、そもそもの情報の「発信者」より「紹介者」の方が情報の重み付けを決めている。

・ネットでしばしば起きる「炎上」事件は、義憤に燃えた確信犯と、面白そうだと感じたらシェアしてしまう愉快犯と、ビジネスとして煽るメディアの三者が自然にコラボレーションすることで拡大する。

・マスメディア側もテクノロジーに明るくなければ権力の監視というジャーナリズムの担うべき役割をまっとうできない。

・アクセス数が多いのにあまりシェアされない記事がある。そういう記事はフェイクの比率が高い傾向があるようです。だから、アクセス数とシェア数のギャップで、フェイクニュースを疑うことができる。

・他人と会って自分の考えが変わることが恐いという感覚があるのかもしれません。

・「韓国人は」とか「日本人は」とか、大きな言葉が主語になって、ある種の集団幻想を持ち合っているところも見受けられます。



「ポスト真実」の時代  「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか

「ポスト真実」の時代 「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか

  • 作者: 津田大介
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2017/07/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



「ポスト真実」の時代――「信じたいウソ」が「事実」に勝る世界をどう生き抜くか

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  • 発売日: 2017/07/10
  • メディア: Kindle版



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