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『いま世界の哲学者が考えていること』 [☆☆]

・真に重大な哲学上の問題はひとつしかない。自殺ということだ。人生が生きるに値するか否かを判断する、これが哲学の根本問題に答えることなのである。

・哲学の研究とは、歴史上の偉大な人物(哲学者)の考えを紹介したり、解釈したりすること。

・グローバリゼーションがアメリカナイゼーションであったように、哲学のグローバル化は同時にアメリカ化でもあるように見えます。

・私たちは話すのをやめ、書き始めた。私たちは電話で書いていないときは、電話で読んでいる。携帯電話は、私たちが読んだり書いたりするのを容易にするために、より大きくなった。

・私たちが読みも書きもしていない稀なときには、私たちは記録している(写真を撮ったり、ヴィデオを撮影したり、メモを取ったり等している)。

・現代のデジタルな監視では、「監視される者」が誰であるかは問題になりませんし、監視はいわば自動的に行なわれていくのです。ある意味では、問題がなければ「監視される」という意識は生じないでしょう。

・ゴリラの運命が今、ゴリラ自身というよりも、私たち人間にいっそう依存しているように、私たち人間という種の運命も機械のスーパー・インテリジェンスのアクションに依存することになるだろう。

・クローン人間が年齢の異なる「一卵性双生児」であるとすれば、クローン人間を恐れたり、禁止したりする理由もないわけです。

・過去のものとなった偏見と闘うのは簡単なのに対して、現在の偏見と闘うのは容易なことではない。

・日本でも、試験管ベビーで生まれてくる割合は増えていて、現在は30人に1人の割合で試験管ベビーだと言われています。そのため、今では「試験管ベビー」という表現さえなくなっているのです。

・近代的な刑事罰制度においては、人々が合理的(理性的)な判断に対する一般的な能力を持っているということが前提とされていました。だからこそ、犯罪において善悪の判断能力が問題にされるわけです。

・「犯罪の原因はその人の脳で(に)ある」と言われる日も、遠くないかもしれません。その時には、処罰のあり方も当然変わってこなければなりません。現在のように、刑務所に収容しても、犯罪の原因は何も変わらないのですから、精神を矯正できないはずです。

・「共産主義」を目指さないのに、どうして格差は解消されなくてはならないのでしょうか。

・道徳的に重要なことは、各人が十分に持つことである。もし、誰もが十分なお金を持つならば、誰かが他の人々よりも多く持つかどうかは、とくに考慮すべき関心事にはならない。

・21世紀を迎えるころから、世俗化の状況が世界的に転換し始めました。南米やアフリカでは、宗教を信仰する人々が増加しつつあります。

・現代社会はむしろ、「ポスト世俗化の時代」と呼ぶ方が適切ではないでしょうか。

・現代ではむしろ、「世界の再魔術化」が起こっているように見えます。

・大学の文学研究は、おおよそどこにも人を導かず、せいぜい、最も秀でた学生が大学の文学部で教職に就けるくらいである。有り体に言えば、学生の95%以上を役立たずに仕立て上げる機能を果たすだけの制度なのだ。

・ある一人の人物が妄想にとりつかれているとき、それは精神異常と呼ばれる。多くの人間が妄想にとりつかれているとき、それは宗教と呼ばれる。

・宗教を多くの自然現象の一つと考え、それを科学的に探究することにあります。つまり、宗教と科学を対立させるのではなく、宗教という「自然現象」を科学によって解明するわけです。

・宗教それ自体は、諸現象の複雑な集合体として、完全に自然的な現象であるということである。

・ディープ・エコロジーには、人口を持続可能な最低限度にまで減少させるという目標があります。百年前にあった文化の多様性を有するには、せいぜい10億ぐらいの人口がいいでしょう。



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