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『ほどほどのすすめ 強すぎ・大きすぎは滅びへの道』 [☆☆]

・命令される国民には「コンプライアンス至上主義」を押しつけるけれど、命令する権力者は「コンプライアンス」とは無縁と思っているのだろう。

・ミクロ合理性とマクロ合理性の衝突という見方もできる。限定的な範囲では合理的で正しいことが、全体から見ても合理的であるとは限らない。

・カンボジアだけでなく、中国の文化大革命でも、先頭に立っていたのは近衛兵という青少年の集団だった。子供の方が純粋で手加減しない分、残酷になれるのだ。

・アメリカは、中国が民主主義をやらず独裁主義だから気に食わないというけれど、14億人もいる多民族国家が一国のまま民主化したら、おそらく破綻してしまう。

・ロボットはプログラムされたこと(有限)しかやらないが、現実世界にはさまざまなことが起こる可能性(無限)がある。無限に有限では対応できない。

・台湾の人は中国語を話すので、中国が台湾を統合することはあり得るかもしれないが、日本が台湾を統合することはあり得ない。植民地でも何でも、言葉を制したところがそこを制する、ということだ。

・世襲が公的に当たり前という社会は、頭の中が近代以前ということなのだろう。

・エネルギーがどれくらいの効率で入手できて、どれくらいの値段になるかによって、世界の経済はガラッと変わるのだ。生活や行動を変えるのは理念ではなく、技術である。

・格差というより、もはや雲泥の差である。

・一回うまいものを食べると、まずいものに戻るのは難しくなるし、もっとうまいものを食いたくなる。それしか食べるものがなければそれで幸せだったのに、こうしてどんどん不幸になっていく。

・動物には必須アミノ酸の摂取が欠かせない。一番いいのは、タンパク質を少しだけ食べて、あとはのんびりと寝て暮らすことだ。肉食動物のライオンなどを見ればよくわかる。

・草だけで生きようとすると、タンパク質=アミノ酸が不足する。草に含まれるタンパク質はほんのわずかだから、必要量のタンパク質を摂ろうとしたら、すごい量の草を食べなければなr内。草をたくさん食べれば、当然エネルギー過剰摂取となる。それを消費するためには、身体をたくさん動かさなければならない。その端的な例が馬である。

・1人に10億円払うより、200人に10億円払った方がよほど経済的にはプラスだと思う。

・国の予算が約100兆円で、そのうち税収は47.5兆円しかない。そこから30兆円強の社会保障費を使っていては、国が成り立つわけがない。

・民主主義というのはしょせん、自分の今日、明日の飯のことしか考えない人たちの集合システムだから、しょうがないな。

・人の身体はうまくできていて、何も手をほどこさなければ死ぬ時はあまり苦しまないようにできている。

・早く発見した方が医療費はかからないというのは絶対にウソだ。あれは厚生省と医者と製薬会社の陰謀で、金を儲けるようなシステムにしているだけだ。

・人口が減れば資源を分配する頭数が減るので、生物としての人1人1人は豊かになる。つまり、1人1人の価値が上がるから、みんなが幸せになれる。生態学的にはこういうふうになっていくのは当然の話である。



ほどほどのすすめ ―強すぎ・大きすぎは滅びへの道

ほどほどのすすめ ―強すぎ・大きすぎは滅びへの道

  • 作者: 池田 清彦
  • 出版社/メーカー: さくら舎
  • 発売日: 2018/06/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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