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『ロボットは東大に入れるか』 [☆☆]

・1987年4月2日以降に生まれた方は、「ゆとり教育」で育っています。ゆとり教育以降は、3桁以上の掛け算は基本的に電卓を使うことになっています。

・私は数式を計算するときは、あんまりグーグルを信じないんです。こういうときに一番信用するのは、ウルフラム・リサーチというところが提供している「ウルフラム・アルファ」という検索エンジンです。

・パスカルもホッブズも17世紀の中頃に活躍した人です。日本では徳川家光の時代ですね。

・日本ではちょうど参勤交代が始まった頃、ホッブズとデカルトによって、近代を代表するふたつの考え方が生まれたというわけです。

・論理的にきっちり解決できるような問題は、ごくごく限られています。統計が使えなくなったら、今の世の中は、にっちもさっちも動かないんですね。

・近未来、オレオレ詐欺は、人間ではなくて機械を使って、電話ではなくチャットで行なわれるようになるかもしれません。

・アメリカでは株の取引のうち、アルゴリズム取引が占める割合は、いまや7割を占めるほどになっています。

・かつて、1980年代から1990年代にかけて、おもに機械に置き換えられたのは、女性たちの仕事でした。タイピストとか、キーパンチャーとか、電話交換士とかですね。男性は、女性の仕事が奪われるときは、「社会問題」にしてきませんでした。でも、21世紀に入ってからの人工知能の発達は、男性の仕事も奪い始めているわけです。そうなって初めて、「これは大変だ! 社会問題だ!」って騒ぎ始めているわけです。

・メカニカルタルクのうたい文句は「HIT(人間の知能が必要な仕事:Human Intelligent Task)」。

・途上国にはメカニカルタルクとして働くことで家族を養っている人々がいるそうです。いっぽう、賃金の高い日本では、メカニカルタルクとして働いても、それで食べていくことは難しい。

・近代科学技術が成立した17世紀から今日までの300年以上の間、基本的には労働力は常に足りなかった。ですから、労働を代替することこそが、まさに社会の役に立つことだったんですね。

・ソフトバンクの<ペッパー>が搭載している「感情エンジン」は、人の表情や声から、楽しそう、悲しそう、つまらなそう、腹を立てている、ということがわかるそうですね。でも、それは感情の理解というより、感情の分類でしょうね。

・近い将来、性別や所得、学歴や日頃使う語彙などで、表示する検索結果はチューニングされるようになるでしょう。その結果、人々は関心や性向ごとに別の世界に住まわされることになる。

・数字を見せられたら、そこには確率と統計が入っている、ということを私たちは忘れないようにしないといけません。その根拠を問うことが、必要なのです。

・アメリカでは小論文の採点って機械がやっているんです。機械が、この人は論理性は何点とかつけて、総合的に何点みたいに出す。さすがに機械だけに任せられないから、人間とチームでやる。そうすると人間2人でやるよりも、人間プラス機械の方がよっぽど精度が出るっていう研究結果が出ていて、アメリカの大学院の入試はそうしているんです。

・当たり前のルーチンのことしかできない人、教育がそういう人たちを大量につくっていくのであれば、大量の失業者が出るということになりますよね。

・<バクスター>というロボットは、簡単な組み立て作業などができる。それがだいたい2000万円くらい。でも、200万円で朝から晩まで働いてくれるなら、人に替えてもいいなと考える人もいるわけで、今アメリカでは結構バクスターは需要があるそうです。

・ことが起きなければ考えない、というのも日本の悪しき習慣だと思います。原発事故の時でもそうでしたよね。

・日本人って、つらいことについて前もって考えるのがホントに苦手ですよね。論理とメンタルが弱いんですかね。



ロボットは東大に入れるか (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)

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  • 作者: 新井紀子
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2014/08/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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