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『絶望キャラメル』 [☆☆]

・自分が生まれる前の時代が輝いて見えるのは、お前がそこにいなかったからだよ。その時代の悲しみや絶望を噛みしめずに済んだからだよ。

・ヒトは成長が遅い。木といい勝負だ。

・地元民が観光事業の雇用に流れると、とたんに耕作放棄地が増えていった。

・具体的なアイデアを提案する者はおらず、ただ漠然と、何の根拠もなく奇跡が起きるのを待っているのだった。

・本には「バカが世界を救う」と書いてありました。なぜそうなのかというと、バカは恐れを知らないし、普通の人が守っているルールや最初から無理だと思い込んでいることを無視するからです。

・謙虚であることは悪くないけど、勝負の時は我を通さないとな。

・人はずっと首を横に振り続けていると、たまには縦に振ろうかという気になる。

・「悩みがあったら相談に乗る」とか、「ちょっと手伝って欲しいことがある」などとフレンドリーに接し、信頼から依存へ、そして愛情へと誘導しようとする。

・女偏に台と書いて、始まるという字になるだろう。女が台に上がらないと、何事も始まらないんだよ。

・幼い頃に可愛かった子は大人になると、面白い顔になってしまう。

・今時珍しい。写真より実物の方がいいなんて。みんな当たり前のようにレタッチやメークや整形でデコレーションするから、顔はキャンバスも同然なのよ。だから、お絵描きが上手なことが美人の条件になっている。

・アイドルになるということは、自分の分身を操るのと同じだ。本名でデビューしてしまうと、素の自分に戻って来れなくなるかもしれない。

・人は使う道具によって変わるものだ。

・ヒトは微生物の力を借りなければ、乳製品や海藻を消化することすらできない。人が病気になるのも、健康でいられるのも微生物次第なのだ。

・人間は生物圏の支配者だと思い上がっているが、実は大気や土壌、海洋、湖沼河川、森林などあらゆる領域を形成し、維持している微生物こそがこの惑星を支配しているのである。

・せっかちな素人はろくな結論を出さない。

・ため息は通常の二倍の空気を肺に取り込めるし、その分の酸素が脳に運ばれるから、脳の活性化にもなる。ストレスを感じた時にため息の回数が増えるのは身体の要求に応えているから。

・人は長く同じ場所にとどまっているべきではない。農業だって同じ畑で連作をしていると障害が出る。

・挫折経験者はなかなかそのことを他人には教えてはくれず、自分で学べと突き放す。

・天才も何もしなければただの人だよ。

・彼らが欲しいのは天才であって、普通の優等生なんかには興味はないだろう。ウヨク偏向教育甚だしく、自由な発想とか我が道を行く態度を嫌う日本の教育からは天才は現れにくいと思っているに違いない。

・何処へ行っても、ボランティアの監視の目が光っている現実を悟った。



絶望キャラメル

絶望キャラメル

  • 作者: 島田雅彦
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/06/12
  • メディア: 単行本



絶望キャラメル

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/06/13
  • メディア: Kindle版



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