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『希望難民ご一行様』 [☆☆]

・観光地そのものよりも、そこで自分が何を感じるかの方が大事だというのだ。

・本人は「自由」だと思っているけれど、結局は設計者の手の上で踊らされている感じがディズニーランドにそっくりだ。

・右手にiPhone、左手にクレジットカードさえ持てば、僕たちは世界中のどこに行ってもほぼ困らない。

・「地球」や「平和」という「いいことを言っているように聞こえるが、実は何も言っていない」言葉の方が都合がいい。

・「天皇か国民か」「軍隊を保持するか放棄するか」について「どちらを選びますか!」と大声で選択を聴衆に迫る。制限された選択肢を示して決定を迫るというよく新興宗教や自己啓発セミナーで使われる手法だ。

・「世界を平和にする」という「想い」がなくては、あらゆる平和運動は成立しない。だからまず「想い」を持たなくてはいけない。

・ピラミッドでもペトラ遺跡でもカッパドキアでもどこでもいい。モデル化した若者たちの前で、もはや世界遺産はただのスタジオとなり果てていた。

・僕たちが生きるこの社会には、「クソゲー」と呼ばれるゲームの要素がいくつも含まれている。チュートリアル(ゲームを進めるための解説)が不十分でゴールが不明瞭。自由度が高そうに見えて、実は初期パラメータに大きく依存する行動範囲。セーブもできないし、ライフは一回しかない。

・仲間と一緒にいることだけが承認のリソースだった場合、その仲間を失ったり関係がおかしくなったりしてしまったとき、人は何もない空間に取り残されてしまう。



希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)

希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書)

  • 作者: 古市 憲寿
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/08/17
  • メディア: 新書



希望難民ご一行様~ピースボートと「承認の共同体」幻想~ (光文社新書)

希望難民ご一行様~ピースボートと「承認の共同体」幻想~ (光文社新書)

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/11/04
  • メディア: Kindle版



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