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『ゲーム理論はアート 社会のしくみを思いつくための繊細な哲学』 [☆☆]

・「芸術」と「日常」を「空想」と「現実」に置き換えるなら、この芸術家は、空想と現実のはざまにおいて「新しい何か」を創造していることになる。

・みんなが持っているものを、要りもしないのに欲しがる(ファッション)。逆に、みんなが気に留めていないものを、要りもしないのに持ちたがる(スノッブ)。

・ワーグナーとフルトヴェングラーはヒトラーの大のお気に入りだったそうだ。

・多くの日本の企業は、未だに、その根本においては、年功とか、ボスに従順とか、和であるとか、つまり実質的に生産性とは別の論理、非生産的な出世欲を掻き立てる理論で、組織作りがされている。

・経済力がないため育てることができない母親が妊娠した場合に中絶できない、となれば、都市には孤児があふれる。ならば、1970年代に中絶合憲判決を境に、孤児は激減するはずだ。そして実際に、1990年頃に成人を迎える孤児が激減して、犯罪率も低下した。

・その殺害の犯人はというと、「チャウシェスクの落とし子」と呼ばれた浮浪者たちなのだ。1970年頃、チャウシェスクは、ルーマニア国民に中絶を禁じ、経済力に関係なく出産を強制した。そのため、生まれた子供の多くが孤児となり、20年後には成人となって、チャウシェスクを殺害したのである。

・日本経済が絶好調だった時、いろんな経済学者が、日本経済や経営のシステムは独特だが実は素晴らしいのだと世界中に吹聴していた。今や、年功や天下りなどの日本的慣行といわれるものは、非効率、差別、格差の温床だ。

・情報通信が機能することは災害時にかかせない。しかし、それが単に「誰でもいつでも閲覧できるハイテク掲示板」の域を出ていないのなら、ヒトもモノもカネも情報も、思うように動いてくれない。



ゲーム理論はアート  社会のしくみを思いつくための繊細な哲学

ゲーム理論はアート 社会のしくみを思いつくための繊細な哲学

  • 作者: 松島 斉
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2018/01/24
  • メディア: 単行本



ゲーム理論はアート---社会のしくみを思いつくための繊細な哲学

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  • 出版社/メーカー: 日本評論社
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