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『こころ動かす経済学』 [☆☆]

・日本文化の根底には「和をもって貴しとなす」の考え方があります。本来は、人の意見を聞いて認め合うという意味で、単に仲良くするということではありません。

・経済学の道徳論で、「正義」の徳が「機会の平等」を求めるとすれば、「善行」の徳は「結果の平等」を促します。

・他人の苦しみや悲しみは、当事者の境遇がつらく苦しいものであればあるほど、第三者の共感を得にくい傾向がります。

・富裕層なら「善行」で対応できますが、多くの人は「善行」をする資産もなく「見て見ぬふり」となります。

・19世紀後半以降になると、思想家たちは自由主義から社会主義までの多様な立場に立って、「正義」と「善行」を分けて考えることから決別します。

・自由競争の正義を信じる人は分配の正義を拒否し、反対に分配の誠意を信じる人は競争の正義を拒否する傾向があります。

・今でこそ、日本人は欧米人に比べて清潔で働きすぎといわれていますが、明治時代に留学から帰国した津田梅子は、だらしがなく、昼間から仕事もせずに怠けている、と日本人を評しました。

・お金より心という人はたいがい金持ちなんですよね。

・いつも空腹の人は、おなかいっぱい食べるだけで幸せを感じます。けれど、毎日十分食べている人は、満腹になっただけでは満足できません。「おいしいものを食べた」など、社会的に評価される食事でなければ幸福を感じません。

・ペットは自分が必要であることを確認させてくれる存在です。世話し続けることで幸福を感じるのです。

・彼らは自分の不幸を埋め合わせるために、他人の不幸を望みます。

・おもてなしでは、客がサービスのルールをあらかじめ了解した上で、提供側の能力や技能を評価・鑑賞するのです。この遊びの精神がおもてなしの特徴です。

・一般にリスクと不確実性は似た意味で使われますが、経済学では確率で表せる事柄をリスク、表せない事柄を不確実性といいます。



こころ動かす経済学

こころ動かす経済学

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2015/10/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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